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【AFCチャンピオンズリーグ 川崎F vs セントラルコースト】レポート:セットプレーからの2発で勝利。川崎Fがグループリーグ突破を決める。(09.04.22)

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4月21日(火) AFCチャンピオンズリーグ
川崎F 2 - 1 セントラルコースト (19:00/等々力/8,419人)
得点者:46' ジュニーニョ(川崎F)、59' サイモン(セントラルコースト)、81' レナチーニョ(川崎F)
ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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 無防備だったアウェイでの対戦時とは違い、マリナーズは策を練っていた。そのひとつが中盤を厚くした布陣である。前回は2トップを採用していたローリー・マッキンナ監督は、この試合では出場停止明けのマット・サイモンの1トップを選択。その一方でプレースキックも蹴ることがあるマシュー・オスマンをアンカーに据えて4-1-4-1の陣形とり中盤の枚数を増やすことで川崎Fの攻撃力を受け止めようとする。

 そうしたマリナーズの対策に対し、川崎Fは攻めあぐねる展開となる。ゴール前に固く蓋をしたマリナーズの壁は厚く、攻略にてこずる形となる。ねらい目は鄭大世に当てたセカンドボールを前を向いて拾うというもの。たとえば7分には鄭大世が頭で競ったボールをヴィトールにつなぎ、ジュニーニョが絡むという攻撃を見せており、可能性を感じさせるものとなっていた。

 対するマリナーズは、中盤こそ作れないが長身のサイモンに対してロングボールを蹴り込むという戦いを推し進める。守備を固める事で攻撃はある程度捨てていたが、それは仕方ないという割りきりがあった。そんなマリナーズの前半最初のチャンスは、前半20分のサイモンのヘディングシュートだった。マーカーの井川祐輔の頭の上から叩きつける強烈な一発は川島永嗣のセーブによってノーゴールとなるが、彼らにしてみればゲームプランどおりの展開だったはずだ。

 前半は川崎Fがシュート2本。マリナーズは1本と非常に緊迫した試合展開となる。そんな中、試合が動いたのが後半開始直後の46分のFKの場面だった。ゴール左前からのリスタートの場面。ヴィトールからのボールを鄭大世がどんぴしゃであわせる。GKダニー・ヴコヴィッチがキャッチしきれずファンブルしたところをジュニーニョがつめて川崎Fが先制ゴールを決めた。

 このまま波に乗りたい川崎Fだったが、マリナーズは気落ちすることなく淡々と試合を進めていく。すると59分にサイモンがオフサイドラインぎりぎりのところで飛び出してシュートを流し込み同点ゴールを手にする。

 ほぼマリナーズの攻撃を押さえ込んでいた川崎Fにしてみれば事故のような形からの失点となったが慌てることはなかった。ベンチは65分にヴィトールに代えてレナチーニョを投入。これで4-3-3へと攻撃的な布陣へとスイッチした川崎Fは勝ち越しゴールを狙って攻勢を強めていく。

 79分には2枚目のカードとして、鄭大世から矢島卓郎へと交代。そしてこの交代の2分後の81分に勝ち越しゴールが生まれた。

「こういう試合でセットプレー2本で勝ちきれるのは今までになかった」と中村憲剛が感慨深げに振り返る場面は、CKからのボールをつなぎ最後は谷口博之のふわりとしたクロスをレナチーニョが頭で決めたものだった。天津戦でヘディングでの生涯初ゴールを決めていたレナチーニョにとってACLの舞台でのヘディングシュートは相性がいいものなのかもしれない。

「監督、コーチ、ジュニーニョからヘディングはもう少しうまくなって欲しいと言われていました。その練習の結果、ご覧の通りヘディングで決められるようになりました」とレナチーニョは胸を張っていた。

 マリナーズは84分に馬力のあるディラン・マカリスターを投入して3-5-2へとフォーメーションを変更。がむしゃらに同点ゴールを目指すが、結局最後までスコアを動かすことはできず。結局川崎Fが2-1で逃げ切ることとなった。なお、同日に開催されていた天津対浦項戦が引き分けに終わったため、川崎Fのグループリーグ2位以内が確定。残り2試合でグループリーグ1位通過を目指すこととなった。

以上

2009.04.22 Reported by 江藤高志
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