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【J1:第6節 柏 vs 名古屋】プレビュー:浮上のキッカケを掴むために勝利が絶対条件の柏が、連敗脱出を図る名古屋を迎え撃つ。失いかけた“らしさ”を取り戻すのは柏か?それとも名古屋か?(09.04.17)

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4月18日(土)J1 第6節 柏 vs 名古屋(13:00KICK OFF/日立台
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:柱谷幸一、実況:野村明弘、リポーター:小野寺志保)
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前節の広島戦はまさに「完敗」の2文字が当てはまる。だがそれと同時に、これまで柏が忘れていたことをあらためて知らしめてくれたのもまた事実。長いシーズン、必ずターニングポイントとなる試合がある。今後、「広島戦の大敗がターニングポイントだった」と胸を張って言い切るためには、今節の名古屋戦で勝点3を獲得することが絶対条件だ。

柏の昨年までのスタイル、それは「前線からのプレス」と「攻守の切り替えの早さ」だった。ハードワークをベースにしたサッカーで、J1復帰1年目(2007年)のこの時期(第5節終了時)には4勝1分で首位に立ち、その間の失点はわずかに1という驚異的な守備力を誇っていた。もちろんそのベースは本来ならば今季も変わることはなかったのだが、これまでの「リアクション」から「アクション」へのチャレンジで、心のどこかで守備への意識が次第に薄れ、それがリーグ戦5試合で11失点という守備の破綻につながってしまった。

そこで柏は原点回帰し、名古屋戦に向けたトレーニングでは守備面を重点的に行うことで持ち味である「プレッシング」と「攻守の切り替え」の再確認を行った。フランサが広島戦の負傷により先発から外れる可能性が出てきたため、高い位置からプレスを仕掛けて名古屋の攻撃陣を封じにかかる。フランサを欠く分、攻撃パターンは激減するが、ボールを奪った瞬間の切り替えを早くし、ショートカウンターでゴールを狙いたいところだ。小林祐三の出場停止が明け、前節は負傷欠場だった菅沼実も戦線に復帰するなど、プラス材料も多い。

一方の名古屋も、ここ数試合は低調なパフォーマンスが続いている。おそらくその理由は疲労から来るものだろう。AFCチャンピオンズリーグのニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)との引き分けを挟み、Jリーグでは連敗中である。だが敗れたとはいえ浦和戦でもチャンスを作り出すなど、柏が広島に敗れたような「完敗」だったわけではない。柏の高橋真一郎監督もまた「浦和戦の姿が本来の名古屋だとは思っていない」と話しているように、疲労が回復さえすれば名古屋らしさを取り戻す可能性は十分高い。中盤の流動的な動きから繰り出すパスワークと効果的なサイドチェンジで、柏の執拗なまでのプレスをいなし、柏守備陣に穴を開けたい。柏のDFラインを下げさせ、プレスをかけるためのコンパクトな陣形を崩すために、ダヴィがどこまで柏のセンターバックをけん制できるかも見ものだ。

柏が勝利すれば、リーグ戦初白星と同時に勝点で名古屋に並び、浮上のキッカケとなる。名古屋が勝利すれば、勝点を二桁に乗せ、優勝戦線への道がつながる。決して本調子とはいえない両者。勝利を手にするのは、ともに失いかけている“らしさ”を先に取り戻した方だ。

以上

2009.04.17 Reported by 鈴木潤
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