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【J2:第8節 栃木 vs 徳島】プレビュー:JFL時代に分の悪かった徳島を破り、順位を上げていきたい栃木。中位降格を回避したい徳島は踏ん張りどころ。(09.04.14)

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4月15日(水)J2 第8節 栃木 vs 徳島(19:00KICK OFF/西が丘
スカパー!生中継 Ch185 18:50〜(解説:水沼貴史、実況:飯島誠、リポーター:新井謙一郎)
勝敗予想ゲーム☆J2は第1ターン最終節!

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J2参入後、初の連勝を狙って愛媛に乗り込んだ栃木SCだが、堅い守りを崩せずに結果はスコアレスドローに終わる。「勝点3を取り損ねたとも言えるし、勝点1を取れたとも言える」と、複雑な心情を吐露したGK小針清允のコメントに代表されるように、選手の口からはアウェイで勝点1を積み上げられたことへの安堵と、勝点2を取り逃したことへの後悔が聞かれた。これが初勝利を挙げる以前ならば勝点1に充足感を得たのだろうが、今は物足りなさを感じるまでになった。勝点3への欲求がさらに高まったと解釈すれば頼もしい。2勝目を飾るまでに要する時間は、初勝利ほど長く掛からないのではないか。

では、次の1勝を掴み取るために何が必要なのだろうか。
守備陣は2試合連続無失点という結果を残している。もちろん、前線と中盤の選手の貢献度も加味しなければならないが。一方で、総得点に目を移して見ると、7試合で僅かに1点と寂しい。答えは明白である。そう、ゴールである。リーグ最少得点のままでは、勝点1は得られても3は引き寄せられない。

「無失点に抑えてくれているDF陣からは文句を言われても仕方がない」
そう話すのは河原和寿。徐々にチームにフィットし、スペースに流れてはボールを背後から誘引するなど持ち味を発揮し始めているが、いまだノーゴール。DF陣に感謝の念を抱く一方で、「申し訳ない」と本来の役割を果たせず、FWとしての責任を強く感じている。
今節へ向けて、断固たる決意を語った。
「僕自身の調子は悪くない。結果を残せば自信になるし、一皮むけると思う。次の試合では体を張って、どんなゴールでもいいからチームを楽にさせたい」

チームとして好機は数多く作り出せている。あとは松田浩監督曰く、「決める人の気迫。どれだけ点を取りたいと思っているか」、メンタルな部分が比重を占める。ゴール奪取に燃えている河原は、その資格を十分に有しているといえる。ひとりが結果を残せば、相乗効果で他のFW陣にも火が付くはず。河原には着火剤となって欲しい。
誰がゴールを奪っても1点は1点。1点が2点、3点と膨らむわけではないが、取るべき人が取れば勢いは付く。だからこそ、FWには決定的な仕事が求められる。

連勝を逃したのは、徳島ヴォルティスも同様。クラブ初の3連勝は夢と消え、連勝は2で止まった。J2得点ランキング1位タイにつける徳重隆明の連続ゴールも4でストップ。前節のサガン鳥栖戦では、安易に自陣でボールを掻っ攫われて失点を喫し、自らの首を絞めた。相手に流れが傾いた時間帯に我慢しきれず、好ましくない形での失点だったことで課題を残した。だが、逃げ切りを許さずに、しっかりと同点に追い付いたこと、そこから盛り返せたことは、栃木戦への好材料となった。そのあたりが最下位に沈んだ昨季との相違点なのだろう。美濃部直彦監督はチームの成長を感じ取っている。

フィニッシャーとチャンスメイカーの二つの顔を持つ徳重、ポストプレーに長けた羽地登志晃、大胆不敵なオーバーラップを仕掛ける麦田和志、タクトを振う倉貫一毅と青山隼、そして栃木在籍経験のある米田兼一郎と質の高い選手が揃っている徳島だが、やはり「点が取れる選手は、どんな形でも点に結び付ける」と松田監督が注意を払う徳重がポイントになるだろう。左サイドを起点に組み立てを図ることで、右サイドも活かし、幅広い攻撃を繰り出したい。

JFL時代、まだ大塚製薬だった頃の徳島と栃木は都合9度対戦している。成績は栃木の1勝1分7敗。もっと言えば、ホームでは5戦全敗のおまけ付き。非常に分が悪い。しかし、当時と選手が大幅に入れ替わったことから、苦手意識は全くないはず。過去の対戦成績がマイナスに働くことはなさそうだ。

照明工事の関係で西が丘サッカ−場で徳島を迎え撃つことになる。栃木県グリーンスタジアムで戦えないのは残念だが、西が丘はJFL初勝利(対横河FC。現・横河武蔵野FC戦)を収めた縁起のいい場所。上位に位置する愛媛は叩き切れなかったが、5年ぶりにまみえる6位・徳島をホームで撃破することで新たな歴史の構築と昔日の嫌な思い出を払しょくし、やや沈みかけた4月からの反撃ムードを取り戻して、順位をどんどん上げていきたい。

以上

2009.04.14 Reported by 大塚秀毅
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