4月12日(日) 2009 J2リーグ戦 第7節
岡山 1 - 1 横浜FC (19:03/岡山/13,228人)
得点者:30' 早川知伸(横浜FC)、36' 西野晃平(岡山)
スカパー!再放送 Ch182 4/13(月)15:00〜(解説:前川和也、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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岡山初のナイトゲームは、横浜FCキング・カズ人気の恩恵を受けて、ホーム開幕戦での入場者数を3000人近く上回る13,228人が観戦。両チームの応援と歓声がスタジアムに反響する中で、選手のモチベーションは十分に高まっていたはずだ。
開始早々、岡山は攻撃のチャンスを作り、前半1分、いきなり小野雄平がゴールを決めたかに見えた。が、これは直前プレーのハンドをとられてノーゴール。スタジアムはどよめきに包まれる。しかしその後も岡山はこぼれ球を巧みに拾い、また中盤にポジションをとった喜山康平のトリッキーなプレーでフリーキックを得るなど、ゲームは岡山のペースで進む。FW西野晃平の激しいプレスや中盤左サイドの妹尾隆佑のドリブル突破、MF保坂一成、DF植田龍仁朗のヘディングシュートなど、一人ひとりが伸びやかに、やるべき仕事をしており、前節・栃木戦での悔しい敗北から得た課題が修正されているかに見えた。
しかし、最初に得点したのは横浜FC。前半30分、CKからのセットプレーで難波宏明がヘディングシュート。ボールはゴールポストに弾かれるが、それを早川知伸が押し込んでゴール。岡山は、またしても先制点を奪われてしまう。しかしこの日の岡山には、進化した闘志とでも呼びたい気概があった。横浜FCのゴールから6分後、ペナルティーエリアで倒された西野晃平が落ち着いてPKを決め、同点に追いつく。両チームの監督がピッチサイドに立ち、指示を送る緊迫した状況のまま、前半を終了する。
「岡山の前半の勢いある攻撃を見ていると、後半の残り30分で足は止まると思った」という横浜FC・樋口靖洋監督。切り替えて後半に入った横浜FCは、要所要所で個人技やスピードを見せ始める。後半になっても運動量の落ちない難波のドリブルシュートや、三浦淳宏のFK、CKで見せ場を作ったが、ポストに弾かれるなど運に見放されている部分もあった。岡山も同様に、再三チャンスを作ったが、追加点でゴールネットを揺らすことは出来なかった。
後半、岡山は運動量が落ちたとはいえ、最終ラインは堅かった。植田の粘りのあるマークや小野雄平の正確な判断といった、頭を使い、身を挺した全員守備が追加失点を許さなかったといえるだろう。戦う気持ちで勝っていたのは、岡山だった。
試合終了後、岡山 の手塚聡監督と選手は口を揃えて、今後を戦い続ける上で、このゲームが「スタンダード」になると語った。チーム全員が120パーセントの力で走り抜き、体を張ったこの試合をスタンダードにしなければいけないと。いまだ勝点3をつかめない、ただ2つのチームの戦いは過酷で、サッカーというゲームの面白さがあった。終了のホイッスルが鳴り、両チームの選手たちがしゃがみこみそうになるのを堪える姿が印象的だった。
以上
2009.04.13 Reported by 尾原千明
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