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【AFCチャンピオンズリーグ SAF vs 鹿島】プレビュー:日本人選手も在籍するシンガポール・アームド・フォーシズ。鹿島は彼らから1位通過に必須となる勝点を奪うことができるか!?(09.04.07)

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4月7日(火)AFCチャンピオンズリーグ SAF vs 鹿島(20:30KICK OFF/シンガポール)
-試合速報はこちら-
シンガポール・アームド・フォーシズFC戦のチケットに関して | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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鹿島アントラーズにとって、今月に2回対戦するシンガポール・アームド・フォーシズとの試合は、今季を左右するほどの大きな意味を持つ。もし鹿島がグループ2位以内に入り、ラウンド16に進んだ場合、試合が行われるのは6月24日。この一戦だけで、ベスト8を決めることになるため、是が非でも1位通過してホームで試合を行う権利を得たい。しかし、その試合をホームで行えるということ以上に、2位になったときの日程は想像を絶する厳しさとなる。

ベスト8を決める試合が行われる6月24日の後、鹿島のリーグ戦は6月28日が大分、7月1日は名古屋と、いずれもアウェイでの試合となる。もしACLのグループステージを通過したとしても2位だった場合、この間の試合がすべてアウェイとなるのだ。鹿島に帰る時間はなく、慣れないアウェイの地での調整となるだろう。しかも、翌7月も1ヶ月で7試合のハードスケジュール。選手は疲労困憊となり、リーグ戦、ナビスコ杯に悪影響を与える可能性も大いにありえる。そのためには、シンガポール・アームド・フォーシズとの2試合で勝点6をきっちりキープし、1位通過を確実なものとすることが求められているのだ。

シンガポールへの遠征メンバーは、リーグ前節の広島戦の登録選手に田代有三を加えた19名。広島戦の接触プレーで足を痛めていたパク・チュホも、問題なく前日練習をこなした。気になるスタメンは、記者会見で「スターティングメンバーは、土曜日の鹿島で試合をしたメンバーと同じ選手を使います」とオリヴェイラ監督が明言。メンバーに変更はない。シンガポールの暑さと湿気はかなりのものだが(月曜は気温31度、湿度71%)、夕方には激しいスコールが降り、日が沈むと気温は下がる。記者会見に参加した曽ヶ端準も「問題なく対応できると思います」と話した。

問題となるとしたら、独特な柔らかさの人工芝かもしれない。踏み込んだとき、芝だけでなく地面も一緒にめり込む感じがする。シンガポールリーグに移籍し、このスタジアムでの試合を経験している元鹿島の金古聖司選手は「芝に慣れないです。疲れがすごい」と、疲労感に懸念を示した。

対戦するシンガポール・アームド・フォーシズはシンガポールリーグの強豪チーム。ACLでは、水原三星、上海申花と対戦し2戦2敗だが、アジアの一流国の仲間入りを目指すシンガポールサッカー協会の期待を一身に集めている。攻撃の中心は、9番のALEKSANDAR DURIC。長身を生かしたプレーが特徴で、チームのムードメーカーでもある。攻撃を司るのが8番のTHERDSAK CHAIMAN。テクニックにも優れ、セットプレーのキッカーも彼が務めている。さらに10番のJOHN WILKINSONが今季は得点を重ねていたものの、肋骨を骨折している。前日の公開練習も全体練習には参加しなかった。試合での出場は難しいだろう。

シンガポール・アームド・フォーシズは日本人選手が2名在籍することで注目を集めている。日本でもJリーグの横浜FMやアルビレックス新潟で活躍した深澤仁博がボランチに入っている。もともとサイドを主戦場としてきた深澤。新たなポジションであるボランチについては「勉強することばかり」と、まだまだ模索中の模様だ。だが、監督に請われてタイのバンコク・ユニバーシティから移籍を果たしただけに、要のポジションを任されている。
もうひとりの新井健二もチーム在籍4年目ということもあり、CBで守備の中心選手だ。ただ現在、左足首を捻挫しており出場は微妙なところだ。チームメイトの深澤は「戦える選手」と、新井のことを評す。強靱な体格を生かした守備が特徴で、様々な外国籍選手がいるシンガポールリーグでも、対戦相手を抑えてきた。彼が欠場するとなると、守備力はかなり落ちる。監督はなんとか出場させたいらしく、練習後も怪我の様子を尋ねていた。小笠原満男や、岩政大樹との対戦を熱望していた彼らが、どういったプレーを見せるかも注目したい。

ここ最近、鹿島は終盤に驚異的な勝負強さを発揮し、試合をものにしてきた。しかし、暑いシンガポールでは、終了間際には運動量が落ちることは間違いない。前半に、鹿島がゴールを奪えるかどうかが、試合の鍵を握ることになるだろう。

以上

2009.04.06 Reported by 田中滋
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