4月5日(日) 2009 J2リーグ戦 第6節
富山 0 - 1 徳島 (13:04/富山/2,741人)
得点者:16' 徳重隆明(徳島)
スカパー!再放送 Ch182 4/6(月)12:30〜(解説:安井孝志、実況:野村明弘、リポーター:豊田麻衣)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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ホームで連勝を狙った富山は、不完全燃焼のまま0−1で敗れた。Jリーグ初勝利を挙げた前節の勢いを持ち込みたかったが、試合巧者の徳島にいなされた。徳島は、昨季第5節の湘南戦(3月29日)以来のアウェイでの勝利で、連勝も約1年ぶり(昨年第5〜6節)。3年連続最下位の過去と決別して前進を続ける。
開幕からの5試合の富山は、いずれも粘り強い守りから徐々にリズムを作った。序盤に押し込まれても根気強く、丁寧に対応し、後半途中から運動量にものをいわせて攻勢に転じてきた。だが、この試合の立ち上がりは少し勝手が違った。
中盤での激しい攻防は少なく、落ち着いたペースで交互に攻め合う展開。自陣に守備ブロックを作る徳島に対し、ボールを持ってパスを回しながらも前進できず攻めあぐんだ。「富山は中盤が流動的に動いて内に入ってくるので、ボールを奪う狙いどころが難しい。しっかりブロックを作ってスペースを埋め、縦パスを入れるところを狙おうという意図はあった」(美濃部直彦監督)と術中にはまった。
パスミスなどでボールを奪われると、左サイドのスペースを狙って素早く縦にボールを送られてピンチに陥った。そして前半16分に失点。徳島のMF米田兼一郎から、富山の左サイドに走りこんだサイドバック麦田和志にボールが渡る。麦田はドリブルで深くえぐって折り返し、詰めたMF徳重隆明が難なく蹴り込んだ。
先制点を許して目が覚めた後半は、一方的に押し込んだ。攻守の切り替えや味方を追い越していく動きへの意識が高まり、プレーが活性化した。MF朝日大輔や途中出場のFW桜井正人が果敢にドリブルで仕掛けて好機を作る場面もあった。しかし、ゴールは遠かった。試合後、楚輪博監督や選手たちの口をついて出たのは前半の戦い方への後悔。「受け身だった。天候も良くてボーっとしていたのか、チャレンジや捨て身の姿勢がなかった」と楚輪監督は手厳しかった。
徳島は前節の岐阜戦に続き、内容的には満足できないゲームを勝ち切った。岐阜戦では試合途中に相手のDFラインとGKの関係の悪さ見抜いてロングボールを使ってミスを誘った。今節も前半、富山の攻めを計画通りに受け止めて挑戦心に火がつく前にゴールを奪って逃げ切った。相手に対応する柔軟性としたたかさを感じさせる。
連勝は、1年前にアウェイ勝利を挙げた第5〜6節以来となる。4試合連続となるゴールを挙げた徳重は、アウェイでの勝利から遠ざかっていたことを試合後の記者からの質問で知り驚いていた。徳重をはじめ新加入選手が主力となる“新生徳島”に呪縛はない。
徳島は7位から6位に浮上し、富山は12位から14位に後退した。
以上
2009.04.06 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
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