週末のアウェイ鳥栖戦に向けて、野澤洋輔選手が口にしました。
「ぼくにとって特別なスタジアムなんですよ」

さかのぼること8年前、新潟時代の話です。2001年、新潟は鳥栖との開幕戦に臨みました。場所は鳥栖スタジアム（現ベアスタ）。そこで野澤選手はJ初出場を果たし、またその試合は就任間もない反町康治監督の初陣でもありました。野澤選手にとっても反町監督にとっても、鳥栖はデビュー戦の地なのです。

プロ4年目にして初めて踏んだ公式戦のピッチに、野澤選手が思いを馳せます。
「自分自身J2に戻ってきて、ふたたび反町監督のもとで、あのスタジアムでやれる。ここがスタートだと、原点に戻れるような、最初の気持ちに立ち返るような感覚です」

当時の結果は1-1のドローでした。
「鳥栖のスタジアムはサッカー専用で雰囲気もいいし、やりやすい。いいプレーが出ると思います。こんどは勝ちたいね」

開幕から好守を続ける野澤選手は、ベアスタの新たな記憶を胸に刻むつもりでいます。

以上

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2009.04.03 Reported by 隈元大吾