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【J2日記】福岡:スタジアムはブラジルの香り レベスタグルメ・その1(09.04.03)

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炭火で豪快に焼かれるブラジルソーセージとシュハスコ。ソーセージは香辛料の香とジューシーな肉汁が美味。シュハスコは、いかにも肉を喰っているという野性味あふれる食感がウリ

ブラジル焼き飯は日本人にマッチする薄めの味付け。ご飯と一緒に炊き込まれたソーセージとシュハスコの塩味がアクセントをつけている

 素敵な女性が多いこと、食べ物が安くてうまいことで知られる福岡。もちろん、レベルファイブスタジアムでも数々のうまいものが堪能できる。スタジアムの定番である焼きそばから、ホテルの高級レストランの味まで、その幅と種類は豊富だ。
 そのひとつ、ひとつを、みなさんに知ってもらうために始まる【J2日記】「レベスタグルメ」。レベスタには行くけれども、まだ屋台村を経験していないという方、そして、アウェイチームのサポーターの皆さん、是非、レベスタの味をお試しあれ。

 さて、記念すべき(?)第1回目に紹介するのは、バックスタンド裏の屋台村で一番人気の「ドイス・ラゴス」。名前はポルトガル語で「ふたつの湖」の意。ブラジルが生んだ英雄・アイルトン・セナが所有していた農場の名前からつけたものだ。その名前の通り、ブラジル料理専門の屋台。正統派ブラジル美人のお嬢さんと、イケメンお兄さんの飛びっきりの笑顔と一緒に、本場ブラジルの味が楽しめる。

 人気メニューは、ブラジルソーセージとシュハスコ(ともに400円)。店先にあるグリルで、炭火を使って豪快に焼き上げられるソーセージとシュハスコは、やや焦げ目が付いているが、これもブラジル流(?)だ。
 ソーセージはフランクフルトほどの大きさ。焼きあがったものを串にさして出してくれる。外側の皮は強火に煽られてカリカリ。熱々のところへ息を吹きかけて豪快にかぶりつくと、プチッという音とともに旨味たっぷりの肉汁が口の中に流れ込み、香辛料の香りが広がっていく。そして香りと旨味でいっぱいになったところで、粗挽きの肉が存在を主張する。行列ができるのも当然だ。

 そしてシュハスコ。岩塩で味付けしてからワインに漬け込んだ牛肉を、大きめのサイコロ状にカットして串にさして焼いている。焼き上がった串には、一見、きな粉のようなものがまぶしてあるが、その正体は、キャッサバ(ブラジルの芋)の粉をバターで炒めたファロファと呼ばれるもの。ブラジルでは肉料理の付け合わせとして一般的なもので、岩塩の塩っ辛さを抑えたり、消化を助けたりするそうだ。そして焼き具合はウェルダン。その歯ごたえが、いかにも肉を喰っているという感じにさせてくれる。野性味あふれる味だ。

 そして、写真のもう一品は「ブラジル焼き飯」(500円)。ご飯にソーセージとシュハスコを細かく刻んだものを合わせて炊き込んだ一品。ソーセージ、シュハスコが南米の香りが漂うのに対して、味付けは塩味控え目。日本人向けに開発したメニューかもしれない。量は少なめで、女性でも1食分としては物足りないのではないかと思われるくらいだが、そこは、ブラジル美人の笑顔に免じるくらいの寛容さがほしい。

 そのほかにも、モチモチした食感とチーズの香りがたまらないチーズパン(2個300円)や、里芋とジャガイモを足して2で割ったようなマンジョカ(ブラジルの芋)、うす皮でチーズを包んで揚げたパステル(300円)、炭火で焼き上げたソーセージを挟んだホットドック(500円)など、本場ブラジル料理の数々が並ぶ。ソーセージ・シュハスコと飲み物を合わせたお得なセットもある。レベスタに来たら必ず立ち寄りたいお店。目印はグリルから上がる炎と煙、そして長い行列だ。

以上

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2009.04.03 Reported by 中倉一志
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