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【J1:第4節 新潟 vs 横浜FM】プレビュー:新潟はサイドバックの松尾直人が復帰し、攻守が活性化。横浜FMは首位を叩いて浮上のきっかけをつかむ(09.04.03)

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4月4日(土)J1 第4節 新潟 vs 横浜FM(16:00KICK OFF/新潟
スカパー!生中継 Ch182 15:50〜(解説:梅山修、実況:鈴木英門、リポーター:須山司)
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首位でホーム戦を迎える新潟。第3節大分戦、ヤマザキナビスコカップ第1,2節の2試合の合計3試合で1得点と、やや攻撃に手詰まりの感があるだけに、ここでもう一度リズムを取り戻すことが課題になる。カギを握るのは右サイドバックでスタメンが濃厚な松尾直人。ナビスコカップ・磐田戦で試合復帰。2月のキャンプから続いていた故障が癒えて、ようやく本格的に復帰した。サイドで起点になり、新潟の攻守を活性化させる。
横浜FMは未勝利だが、チーム状態は上向いている。アウェイで初勝利を挙げ、反転攻勢のきっかけにしたい。

首位に立っている流れを途切れさせるわけにはいかない。「相手の攻撃を抑えつつ、攻撃にも加わっていきたい」。松尾は自分の役目を話した。

2日の紅白戦(非公開)ではスタメン組の右サイドバックに入った模様。「スタミナ的に、まだ90分やり切れるかどうか分からない」と言うが、「最初から飛ばして、やれるところまでやる」と覚悟はできている。「狩野君ら、相手の中盤の動きに注意したい」と、まずディフェンス面のポイントを挙げた。同時に「貴章(矢野)のスピードを生かせるようにしながら、自分も仕掛けていきたい」と攻撃への意欲もみせる。

ナビスコカップ・磐田戦は後半20分から右サイドバックで出場。得点には結びつかなかったが、同じく途中出場の矢野とともにサイドから攻撃のリズムを作った。「サイドを狙うだけではなく、内が開いたら入っていく動きもしたい」。試運転を終えて、イメージはできている。

ようやくスタートラインに立った。2月の静岡キャンプで右足大腿(だいたい)部を故障。開幕も別メニューのまま迎えた。昨季の定位置だった左サイドバックは新外国籍選手のジウトンが座っている。不動の右サイドバックの内田潤が故障離脱し、そのタイミングでの復帰。チームとしては戦力ダウンを防ぎ、個人的にはアピールの絶好のチャンス。「(右サイド)に違和感はないです。故障も痛みはない」。満を持して、自身の「開幕」を迎える。

横浜FMはリーグ戦、ナビスコカップともにまだ勝利がない。得点が取れているときは要所で失点、守備が踏ん張っているときは決定機をものにできないなど、攻守の歯車が噛み合わない状態だった。
それも少しずつ改善されてきた。ワントップの渡邉千真を起点に山瀬功治、狩野健太らの2列目、サイド陣らが連動して攻める形はできている。相手の攻撃をきっちりとはね返す3バックの守備からスムーズに連係ができれば、相手ゴール前でボールを持つ時間が増える。新潟の中盤3枚と4バックの守備の連係が乱れた隙を狙うことで、得点機会が増える。

ともに積極的に攻撃を仕掛けるタイプ。ゴール前でのミス、詰めの甘さが勝敗につながる。

以上

2009.04.03 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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