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【ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 柏】レポート:千葉は後半にチーム全体が引いてしまう悪癖を直せず失点。運動量と積極性を取り戻した柏が引き分けに持ちこむ。(09.03.30)

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3月29日(日) 2009 ヤマザキナビスコカップ
千葉 1 - 1 柏 (16:00/フクアリ/10,442人)
得点者:8' 新居辰基(千葉)、76' 大津祐樹(柏)
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 リーグ第2節から2週間を経て行なわれた千葉ダービー。千葉はヤマザキナビスコカップ予選リーグ第1節神戸戦のスタメンからは、その試合でDFボスナーのクリアボールが顔に直撃したため欠場したMFアレックスに代わってMF下村東美が左サイドハーフに入っただけの変更で、リーグ第2節のスタメンからは4人が入れ替わっていた。一方、柏はヤマザキナビスコカップ予選リーグで活躍したMF大津祐樹を引き続きスタメン起用したものの、リーグ第2節のスタメンからは負傷欠場のMF杉山浩太、そしてFW李忠成の2人がそれぞれMF鎌田次郎、大津に代わっただけと変更は少なかった。

 リーグ第2節ではFW巻誠一郎の1トップだった千葉だが、今節は前節に続いてFW新居辰基とMF谷澤達也の2トップ。その違いは、「(新居と谷澤)2人が連動して、うちの裏を狙おうとしていた」(柏のDF古賀正紘)こともあって、柏の守備陣に多少なりともやりにくさを与えたようだが、8分の千葉の先制点はまさにその狙いの形だった。MF工藤浩平のパスを受けたMFミシェウが、ふわりとしたパスを柏のディフェンスラインの裏のスペースに出す。新居がオフサイドぎりぎりに飛び出してパスを受け、詰めてきた柏のGK菅野孝憲との駆け引きにちょっとした間の取り方で勝ってシュートを決めた。

 幸先よく先制した千葉だが、前半は前線からの連動したプレス、中盤の底に入ったDF斎藤大輔の危機察知能力の高さを生かした守備で、柏のボールを奪ったり、柏の攻撃を遅らせたりはできたものの、ボールを奪ってからの展開がよくなかった。状況判断の悪さやボールコントロールでの技術的なミスに加え、柏の守備陣の読みのうまさもあって、攻めてもシュートまで持ちこめない。結局、前半のシュートは得点シーンの1本だけだった。

 後半の半ば頃までは攻撃面で立て直しを図った千葉がチャンスを作るが、それをモノにできないでいると、次第に柏が攻勢を強める。前半の柏は両サイドをいっぱいに使い、大きなサイドチェンジのパスで千葉の守備網を破ろうとするものの、持ち味の運動量と積極性に物足りなさがあった。だが、26分に交代出場したFW北嶋秀朗の起点になろうとする動き、MF太田圭輔の仕掛け、さらに「点を取らなければならないので意識が変わった」(MF栗澤遼一)こともあって攻撃が活性化。76分の同点ゴールは、なんとしても点を取りたいという大津の貪欲な気持ちが表われた豪快なミドルシュートによるものだった。

 千葉のアレックスミラー監督は、リードしていた時間帯の63分にMF中後雅喜を入れて中盤を落ち着かせ、ボールを保持しながらチャンスをうかがう策をとった。だが、今節も相手の攻勢にチーム全体が下がってしまう悪癖が出て、簡単に前線へロングボールを蹴りがちで、それが跳ね返されて柏のカウンター攻撃を招く場面が何度もあった。ピッチにいる選手が戦況とやるべきプレーを的確に判断して実践しないと、千葉はいつまでたっても『2点目』を取る攻撃も『無失点』に抑える守備もできず、今季初勝利は遠のいてしまう。

以上

2009.03.30 Reported by 赤沼圭子
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