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【J2:第4節 C大阪 vs 徳島】プレビュー:香川抜きも、その穴を埋める選手たちの奮起で、4連勝を狙うC大阪。前節初勝利の徳島をホームに迎える (09.03.25)

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3月25日(水)J2 第4節 C大阪 vs 徳島(19:00KICK OFF/大阪
スカパー!生中継 Ch185 18:50〜(解説:長谷川治久、実況:谷口広明、リポーター:森田純史)
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 2002年シーズン以来となる開幕3連勝を果たしたC大阪。今度は1998年シーズン以来となる4連勝を目指す戦いに臨む。今季初めて中2日、そして水曜日に行われる試合では、徳島をホームの長居スタジアムに迎える。

 ただ、栃木との第3節では、ハードワークを惜しまない相手のコンパクトな守備に苦しめられ、後半には主導権も明け渡していたC大阪。それでも、3試合連続となるセットプレーからの得点で先制に成功すると、「1-0で勝っている状況を無駄にはできない。当然、大事な勝点3をここで積み重ねていくわけなので、ほかにマークだったり、そういうところを一生懸命やった」とゴールを決めたカイオも守備に回るなど、最後まで集中力を保って守り切り、今季初完封で貴重な勝点3を獲得した。
「今季は非常にタフな戦いが多くなってくると思う」とチアゴも言うように、C大阪にとっては、これからもいかに勝利を積み上げていけるか。それが、ノルマであるJ1復帰には必要不可欠となってくる。

 そのうえで、今節も、C大阪にはまた試練が待っている。チームの攻撃の要、若きエースの香川真司が、2010年FIFAワールドカップ アジア最終予選のバーレーン戦に臨む日本代表メンバー入りしたたため、この徳島戦では欠場を強いられるのだ。3試合連続レギュラー、サブともにメンバーを固定していたレヴィー クルピ監督にとっては、今季初めて陣容を変えることが求められる。そして、昨シーズンは大黒柱の香川がいない6試合で2勝4敗と負け越しているだけに、「シンジが抜けても、同じようないい結果を得られるようにやるという思いは、みんな強い」と羽田憲司のコメントにあるとおり、背番号8の穴を感じさせない内容を見せたいところ。そう思う選手が、C大阪には揃っている。

 そこで活躍が期待されるのは、栃木戦で2年ぶりにC大阪のユニフォームで長居のピッチに立ったFW苔口卓也。期限付き移籍した千葉から復帰したスピードスターは、チームで一番大きな29という番号を付け、背水の陣で今季にかけている選手でもある。カイオ、乾貴士とともに組む攻撃陣で、持ち味の俊足を生かして、電光石火の攻撃を仕掛けたい。
 また、もうひとり、クラブ、サポーターから活躍を待ち望まれている男がいる。その名は、FW柿谷曜一朗。天才と言われ続けている背番号11だが、プロ3年目だった昨シーズンは苦渋をなめ続けた選手のひとりである。今季も、ここまではベンチ外。レヴィー クルピ監督からも「もっと責任感を持ったプレーをしなければならない」と叱咤激励されるなど、19歳の若武者は伸び悩んでいる。ただ、彼が覚醒しなければ、C大阪としても、柿谷自身も、ステップアップできないのは事実。練習試合では着実にゴールを決めるなど、「時として非常に勇気のあるプレーができる」と指揮官もその嗅覚は絶賛しているだけに、チャンスが来る可能性が高いこの試合を、大事にしてほしいものだ。

 一方の徳島は、前C大阪のMF青山隼が今節も出場停止となるが、チームは前節のホームゲーム、熊本戦で、DF麦田和志のゴールなどにより3-0と快勝。「選手達は一生懸命やって結果を出してくれた。良いゲームが出来た」と美濃部直彦監督も賞賛する会心の内容だったこともあり、勢いづいている。また、徳島には青山だけでなく、MF徳重隆明、FW羽地登志晃と元C大阪の選手が多く、美濃部監督同様にかつて京都に在籍していた選手も多いことから、C大阪へのライバル意識は高いはず。当然、アウェイとはいえ、モチベーションはマックスで長居にやってくるだろう。

 過去の対戦成績は5勝1分1敗でC大阪が断然リード。そのとおり、C大阪がホームで勝点を12に伸ばすか。それとも、徳島が対C大阪戦の初白星を挙げた昨シーズンの鳴門大塚での戦い(第19節)の再現なるか。ミッドウィークの大阪の夜も、熱気に包まれそうだ。

以上

2009.03.24 Reported by 前田敏勝
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