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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 横浜FM】プレビュー:どちらも今季初勝利がほしいナビスコ初戦。厳しい戦いの中で、磐田イレブンは底力を発揮できるか。(09.03.25)

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3月25日(水)ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 横浜FM(19:00KICK OFF/磐田
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 ACLに4チームが出場している影響で、予選方式が変わったヤマザキナビスコカップ。これまでのホーム&アウェイ方式ではなく、1回ずつの総当たりで6チームと戦い、7チーム中の2位までに入らなければならないため、1戦1戦の重みがこれまで以上に大きなものになってくる。一戦必勝の覚悟で戦わなければ、予選突破は難しいという厳しい戦い。それがいよいよ始まろうとしている。

 ただ、リーグ戦第3節でようやく今季の初勝点を得たばかりの磐田にとっては、ここでナビスコカップが2試合入ることは、むしろ好都合かもしれない。もちろん、勝敗の重要性はリーグ戦と変わらないが、チームとして手応えをつかみかけてきた中で、新たなスタートを切れるのはありがたい。無用なプレッシャーを感じることなく、自分たちが目指しているサッカーで思いきり戦うことができるはずだ。
 したがって、メンバー的にも大幅に変えるということはなく、今の流れを継続することを重視した戦い方になるだろう。それでも、日本代表選出でチームを離れた左サイドバック・駒野の位置には犬塚友輔や山本脩斗らの起用が予想され、ボランチに岡田隆が入る可能性もあり、若手がアピールする場という側面も少し残るかもしれない。

 内容面では、とくに守備面でかなり手応えがつかめてきたのは大きい。最終的な目標は、自分たちから仕掛ける守備によって高い位置でボールを奪うというものだが、現時点ではそこに至る前段階として、まずはきっちりと守備のブロックを整えて守るということをテーマにしている。その意味では、一度守備の陣形を整えさえすれば、そこからバランスを乱すことは少なくなり、崩される場面も少なくなってきた。
 浦和戦でもミスから失点を喫したが、逆に言えば、それ以外では点を取られていない。失点シーン以外では、守護神・川口能活も彼らしいビッグセーブを見せ、今回は代表への招集がなかったため、ナビスコカップでさらに復調をアピールしてくれるだろう。
 ただし、DFラインの裏をとられる場面が何度かあったため、ラインコントロールや2列目からの飛び出しへの対応には課題が残る。浦和戦から中3日なので完璧な修正を行なう時間はないが、チーム内のコミュニケーションはよくとれているので、確認は十分に行なっておきたい部分だ。
 攻撃に関しては、チーム全体での攻撃の厚みや迫力という面では、まだまだ時間がかかる部分が多い。だが、そんな中でジウシーニョが開幕3試合連続ゴール中(4得点)と絶好調なのは頼もしい。またサイドチェンジを絡めた速い攻めではある程度チャンスを作れており、あとはエースの前田遼一がきっかけをつかんでくれればというところだろう。その意味では、前田のボールタッチや動きの切れなどにも注目したいゲームと言える。

 一方、横浜FMのほうも、リーグ戦ではここまで2分1敗(15位)と勝利がないのは磐田と同じ。何とかここで今季初勝利を挙げ、今後の戦いにつなげていきたいという思いも同様のはずだ。
 過去2試合の反省点は、前半は良かったのに、後半は内容が悪くなってしまうという部分。だが、経験豊富なベテランもいるチームだけに、このあたりは十分に修正可能だろう。また、「攻撃の形はできていたと思う」と前節終了後に狩野健太が語ったように、良い時間帯ではしっかりパスをつないでサイドから崩すということができている。攻撃のタレントも揃っており、はまったときは非常に迫力のある攻撃をしてくるチームだ。それに対して磐田がどう守るかという点も、大きなみどころのひとつとなる。
 また、横浜FMはセットプレーの強さも大きな武器のひとつ。逆に磐田のほうは、セットプレーからの失点が多いため、勝点3を得るためには、セットプレーでいかに集中して守りきれるかという部分も重要になる。

 「ホームでは勝たなければならない」と柳下監督もつねづね語っているように、磐田としては何としてもホームで今季初勝利を飾りたい一戦。難しい戦いになることは間違いないだろうが、それでも勝ちきる底力を磐田イレブンにはぜひ発揮してほしい。

以上
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