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【J1:第3節 名古屋 vs 清水】レポート:FWの決定力の高さがチームに勝利を導いた東海ダービー。悲願の『優勝』を狙うべく補強した戦力が、見事、その力を示して名古屋が快勝!(09.03.22)

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3月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第3節
名古屋 3 - 1 清水 (13:03/瑞穂陸/13,074人)
得点者:25' ダヴィ(名古屋)、76' 吉村圭司(名古屋)、80' 岡崎慎司(清水)、89' ダヴィ(名古屋)
スカパー!再放送 Ch186 3/23(月)22:30〜(解説:森山泰行、実況:尾原秀三、リポーター:吉田太一)
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長年に渡って好ゲームを繰り広げた“東海ダービー”、名古屋vs清水。この日の一戦は、名古屋・ダヴィと清水・ヨンセンという新旧のエースFWの対決、そして、名古屋・玉田圭司と清水・岡崎慎司の、日本代表FW対決。両チームサポーターにとっては、見どころ満載の中でスタートしたJ1リーグ第3節は、互いに高いクオリティーを誇るチーム同士のタフな戦いとなった。

序盤、先手を取ったのは名古屋。開始1分、右に持ち上がった名古屋・田中隼磨が中へと切れ込みながら、挨拶代わりに放った左足のシュートは、惜しくも清水GKの正面を突く。5分、今度は名古屋・玉田圭司とのワンツーで中へと入り込んだ名古屋・小川佳純が左足でシュートを打ってゆくが、これはポストの左へ流れてしまった。

今季の開幕戦の大分トリニータ戦、そしてAFCチャンピオンズリーグ・蔚山現代との初戦と、相手に先に試合の主導権を握られる苦しい立ち上がりを見せて、自分たちのサッカーが出来なかった名古屋は、この日は雨で濡れたピッチを気にすることなく、果敢な攻め上がりを見せて、清水のDFラインに揺さぶりをかけてゆく。しかし、清水・青山直晃を中心に「前半、グランパスに押し込まれていたが、その中できちんと対応できていた」と清水・長谷川健太監督が語る通り、2戦連続で完封を見せている清水のDF陣は落ち着いたプレーで名古屋の攻撃を跳ね返してゆく。

この日の清水は、いつものFWの位置ではなく、右サイドで先発出場した原一樹が積極的な仕掛けを見せて、FWのヨンセン・岡崎を絡めた素早い仕掛けで名古屋を攻め立てる。前半13分、左深くでヨンセンの落としたボールを受けた清水・岡崎がクロスボールを上げると、遠いサイドに上がっていた原がヘディングシュートを放つが、これは名古屋GK・楢崎正剛が正面で押さえる。

前半25分、「1失点目は自分たちのミス」と試合後に悔んだ清水・長谷川監督。清水DFの背後へと出たボールを諦めずに追った名古屋・小川が深い位置から折り返し、ゴール正面に詰めたダヴィがキッチリと詰めて名古屋が先制。その後も名古屋がマギヌン・玉田の緩急を活かしたドリブルや、小川・吉村圭司、ダヴィ等による巧みなパスワークを見せてゆくが、1失点目の反省もあってか、清水DF陣も集中したプレーを見せる。名古屋・ダヴィを徹底マーク、ほとんど仕事らしい仕事をさせることなく、1点ビハインドながらも、徐々に清水が試合のリズムを掴み始めたところで前半を終える。

「後半の立ち上がりは、良い流れ・リズムを自分たちに持ってきて、何度かビッグチャンスがあった」(清水・長谷川監督)清水は、セカンドボールを拾ってからの展開を早くして、名古屋の攻め上がりを抑え込み、自分たちのペースで試合を進めてゆく。
後半13分、清水・兵働昭弘からのクロスをゴール正面で合わせたヨンセンのヘディングシュートは楢崎の正面。14分には、ヨンセンが縦に入ったボールを頭でスペースへと落としたところへ清水・山本真希が詰めてシュートを狙ってくるが、ここはしっかりと我慢して待ち構えていた楢崎が、タイミング良く体を入れてこのシュートを正面で弾き返し、代表へと復帰を果たした貫禄の好セーブを見せて、同点のピンチを凌ぐ。

後半22分、清水は山本、兵働に代え、ここで一気に藤本淳吾と枝村匠馬の2人を投入、掴んだ流れを絶対に相手に離すまいとたたみ掛けてくる。25分、中央で前を向いてボールを持った清水・原が右足からのシュートに来るが、これは精度を欠きクロスバーの上へ。27分には、右を抜け出してきた清水・枝村が、右45度の位置からのシュートを打ってくるが、このシュートはクロスバーを叩き、名古屋のゴールを割ることは出来なかった。

そして試合後、「シンプルで素晴らしいゴール」と、名古屋・ストイコビッチ監督が手放しで喜んだ後半31分のゴール、「玉田が良いサイドチェンジをして、小川がコースをよく見てくれました。僕はシュートをするだけ」という名古屋・吉村の追加点で、後半、ここまで完全に清水が掴んでたはずの試合流れが一転、再び名古屋に傾き始め、ホームサポーターの声援を背に受けて、再び清水を攻め立て始める。「2点目の取られ方が、今日の試合がこういう結果になってしまう直接のポイント」と清水・長谷川監督が試合後に硬い表情で語ったこのゴールが、清水の今季初勝利の夢を砕いたと言える。

後半35分、今季チームにとって初のゴールとなる、岡崎の得点で一度は名古屋に1点差と詰め寄った清水だったが、終了間際のロスタイムに与えたPKを名古屋・ダヴィがしっかりと決めて、再び2点差。清水を圧倒した名古屋が、ホーム・瑞穂陸上競技場での今季初戦を、見事3-1の勝利で飾った。

「(FWは)どの位置、コースからゴールを決めるかが重要なのではなく、ゴールネットを揺らすことが必要なのです」と試合後の記者会見を締めくくった名古屋・ストイコビッチ監督。昨年、どうしても点が欲しい苦しい時間帯に結果が出なかったチームを立て直すべく獲得したダヴィによる2ゴールで清水を下した今日の試合結果は、今季、本気で悲願の『優勝』を狙うべく補強した戦力が、見事、その力を示したと言って間違いないだろう。

以上
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