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【J1:第3節 鹿島 vs 広島】レポート:終了間際の決勝ゴールで鹿島が劇的な勝利。興梠慎三の復活弾で勝負を決める(09.03.22)

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3月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第3節
鹿島 2 - 1 広島 (16:03/カシマ/17,492人)
得点者:15' 本山雅志(鹿島)、61' ストヤノフ(広島)、89' 興梠慎三(鹿島)
スカパー!再放送 Ch185 3/23(月)05:00〜(解説:前田秀樹、実況:八塚浩、リポーター:高城光代)
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両チームともに、放ったシュートは8本ずつ。点の取り合いになると思われた試合は、広島が自陣深く守りを固めたことにより、「攻める鹿島」対「守る広島」というはっきりとした構図がピッチに描かれた。61分に、PKで同点に追いついた広島にとって、そのまま試合が終われば狙いどおりの試合展開だっただろう。しかし、89分、上海申花戦でベンチ外だった興梠慎三が劇的な決勝ゴール。沈滞気味だったチームに上昇気運をもたらす快勝で、勝点3を得た。

試合開始直前から、カシマスタジアムには横殴りの雨が降り始めた。波乱の展開を思わせたが、ゲームはいたって静かなものだった。広島は、サイドハーフのミキッチと服部公太が深い位置を取り、鹿島のサイド攻撃をケアする。広島が守りを固めたことで、鹿島がボールを支配するものの、攻撃の糸口を掴めなかった。
広島の狙いはカウンターにあるのかと思われたが、ボールを奪った後の攻撃には鋭さがなかった。ロングボールで1トップの佐藤寿人を狙うことが多かったものの、パスの精度も低く、攻撃の起点をつくることができない。それにより鹿島は、攻撃に失敗しても、すぐにボールを奪い返すことができた。そのせいか、ひとつひとつの攻撃に集中力を欠き、決定機をつくるまでには至らなかった。

だが、15分にチャンスをものにする。左サイドからのクロスのこぼれ球をゴール前で本山雅志が拾う。すぐに右に余っていた伊野波雅彦にパスを出したが、伊野波はダイレクトで本山に返した。ボールの動きにつられた広島のディフェンスは本山をフリーにしてしまう。本山がミドルシュートを放つと、ブロックに入った広島の選手に当たりながらもゴールに吸い込まれ、鹿島が先制点をあげた。
このあとも、広島に再三パスミスが起きる。また、鹿島の前線からのプレスが機能。パスを受けてから前に向き直ろうとする広島の選手たちにつぎつぎと選手が殺到し、ボールを奪った。しかし、追加点が奪えない。岩政大樹は「1点取った後から疲労感が出てしまった」と、足が止まってしまったことを悔やんだ。

後半開始直後、鹿島は集中力を持って試合に入る。右サイドで野沢拓也から縦パスを受けた大迫勇也が右サイドのライン際を突破、ゴール前に鋭いクロスを送った。そこにマルキーニョスが合わせたものの、ジャストミートできず、さらに浮き球に本山雅志が頭で飛び込んだものの、ゴールライン上で広島GKの佐藤昭大が間一髪で抑え、得点はならなかった。
すると、61分、最終ラインからドリブルで持ち上がったストヤノフから、DFラインの裏に抜け出した佐藤寿人にスルーパスが出る。内田篤人が競いながら追いかけたものの、ペナルティエリア内で佐藤を倒してしまいPKとなった。これを落ち着いてストヤノフが決め、広島が同点に追いついた。

鹿島の攻撃は停滞し、攻撃の糸口が掴めていなかっただけに、このまま試合が終わるのかと思われた。しかし、失点した後から、オリヴェイラ監督は、増田誓志、興梠、遠藤康と攻撃的な選手を次々とピッチに送り込み、勝点3を勝ち取るメッセージを選手に送る。すると89分、スタジアムの声援が一層高まったなかで、興梠の決勝点が生まれた。
「こういう勝ち方はアントラーズしかできない」
伊野波雅彦が力強くコメントしたように、2連覇してきた2シーズンのなかで、硬直した試合を最後の最後でものにする強さは、何度も見られた。3月の5連戦もこれで終わり、4月まで試合が空く。劇的な勝利で、小休止を迎えられたことは鹿島にとって大きなプラスとなった。

以上

2009.03.22 Reported by 田中滋
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