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【J1:第2節 G大阪 vs 磐田】レポート:G大阪が4−1で磐田を撃破。公式戦3試合で10ゴールと『攻撃力』を示す。(09.03.15)

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3月14日(土) 2009 J1リーグ戦 第2節
G大阪 4 - 1 磐田 (16:00/万博/16,128人)
得点者:35' 遠藤保仁(G大阪)、54' パクドンヒョク(G大阪)、56' ジウシーニョ(磐田)、62' 遠藤保仁(G大阪)、66' レアンドロ(G大阪)
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アウェイでの千葉との開幕戦での3−0に続き、本日行われたホームでの磐田との開幕戦を4−1。間に挟んだACLグループ予選の第1戦(○3-0)での結果を含めると、G大阪はこの3試合で実に10ゴールという得点をたたき出している。開幕前はフジゼロックススーパーカップを含めて一度も勝てなかった事実がまるで嘘のような快進撃。それを支えているのが、決定力だと言えるだろう。

この日の試合も終わってみればスコアこそ開きがあったが、磐田を終始圧倒するようなG大阪らしい攻撃サッカーが終始見られたのかと言えば決してそうではない。特に前半は守勢にまわった磐田に対し、ポゼッションはとれていたものの、ボールを回しているエリアが全体的に低く、また単調な攻撃に終始したこともあって相手を崩し切れない。決定的なシーンと言えば35分。PK獲得に繋がった右サイドのDF安田理大を起点にした攻撃展開のみ。それによってエリア内に侵入したFWチョジェジンの動きが相手DFのファウルを誘い、職人MF遠藤保仁が落ち着いて先制ゴールを挙げて1-0と効率よく先制したが、内容的には手放しで喜べるものではなかったと言える。

それもありハーフタイムには「テンポをあげろ!」と西野朗監督がゲキ。ポゼッションをしながら攻撃的MFのMFルーカスとMF佐々木勇人のポジションを変えたり、2トップに動きを求める中で、前半よりは全体が連動した攻撃を示す。そんな中54分にはMF遠藤の右CKをファーサイドでDFパクドンヒョクが頭であわせて2-0。磐田を突き放すも、その直後の56分にはDF山口智がペナルティエリアで磐田FWジウシーニョを倒したと判定されPKを献上する。それを自らキッカーとなったMFジウシーニョが決めて2−1と再び1点差に詰め寄られるが、62分にはFWチョジェジンの右サイドからのクロスが磐田DFのエリア内でのハンドを誘い、再びG大阪がPKを得る。キッカーはもちろん、MF遠藤。一度目と同様「能活さんとは代表でも何度も練習でやっているので、蹴り方を変えた」中でのシュートは、GK川口能活の手をかすめることなくゴールネットに突き刺さる。更に66分にはFW佐々木のパスを受けたFWレアンドロが相手DFをフェイントでかわしながら前線へ。思い切り良く放った右足でのシュートは、磐田GK川口の手をはじく形でゴールへとおさまり4-1とゲームを決定づけた。

結果、終わってみれば4-1とG大阪が圧勝したが、磐田を下回る7本というシュート数を見ての通り、攻撃に課題を残した一戦であったことは間違いない。ただ「チャンスメイクには物足りなさを感じたが、今は結果が大事だと思っている」と西野監督が振り返ったように、選手を試合ごとに入れ替えながら、今年のスタイルを模索している中で、チャンスを確実にものにした中での圧勝は序盤戦を戦うチームを確実に勢いづけているのは事実。また『勝利』が選手たちの胸に自信を宿していることも−−。

一方の磐田は2試合連続の黒星。しかも前節が6失点、今節が4失点と、計10ゴールを失う結果となったが「押し込まれる時間は多いことも、ボールをまわされることも考えていたし、実際にそうなった。ただそれに対して粘り強く、守備は出来たと思う」と柳下正明監督の言葉にもあるように、攻撃力を誇るG大阪を相手に崩された形での失点がなかったことを考えても、悲観することは決してない。あとはいかに攻撃を作り上げ、得点に結びつけていくか。次節こそ、ホームサポーターの前での今季初白星を期待している。

以上

2009.03.15 Reported by 高村美砂
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