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【J1:第2節 大分 vs 京都】レポート:堅守復活で初勝利。揺るぎない自信を取り戻す。(09.03.14)

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3月14日(土) 2009 J1リーグ戦 第2節
大分 1 - 0 京都 (13:04/九石ド/16,841人)
得点者:41' ウェズレイ(大分)
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 試合後のミックスゾーン。その表情が全てを物語っていた。
 シャムスカ監督は「ポジショニングが良く、コンパクトな守備ができた」と振り返り、最終ラインをコントロールした森重は「90分間通してラインを上げることを考えていた。開幕戦は間延びし、中盤でボールを拾われて崩れた。今日はゴール前で体をはれたし、苦しい時間帯をグッと我慢して、流れがくるまで辛抱できた」と笑顔を見せた。約200日ぶりのホームゲームとなった西川は「無失点で抑えることができて嬉しい。ホームで強い大分をみせることができた」と確かな手応えを掴んだ。

 堅守が崩壊した名古屋との開幕戦から一週間。大分が修正すべき点は明確であった。「ラインを高く設定し、コンパクトな守備を保つ」。チームとして同じ絵を描きながら、守備から流れをつくった。序盤から京都ペースで進んだ試合を堅守で凌ぐと、41分に沈黙を破った。サイドに流れた高松にエジミウソンからパスが入り、高松のクロスをウェズレイがダイレクトで合わせ1−0。ここで試合は決まっていたのかもしれない。

 対する京都は、「90分間通して狙いとするサッカー、自分たちのスタイルを出せた」と加藤監督が振り返ったように、何度もサイドから攻撃の形をつくった。ただ、攻めていながらも得点に結びつかない。もどかしい展開のなか先制点を許し、攻撃を仕掛けるしかない指揮官は62分に安藤、パウニーニョを同時に投入。采配は的中し、パウニーニョが起点となり攻撃の活性化を図るも、最後まで大分の守備陣を脅かすほどの決定的な場面をつくれなかった。

 後半も自陣でのプレーが長くなった大分だが、全員の守備意識は途切れることなかった。「まずは守備から」という徹底した意思疎通のもとで、京都の攻撃をシャットアウト。欲を言えば、カウンターから加点し、セーフティーに試合を進めたかったが、「大事なのは勝つこと。例えば1−0で勝っている試合でも2点、3点取ろうとするとリスクが高くなる。それであれば1−0で勝つことにこだわった方がよい」とシャムスカ監督の哲学が、そうはさせなかった。

 京都としては「何で負けたのだろう???」と思った試合だったかもしれない。ただ、これは大分が得意とする試合であり、必勝パターンである。迷いなきサッカー、迷いなき守備をもって、堅守が復活した完封勝利だった。

以上

2009.03.15 Reported by 柚野真也
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