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【J2:第2節 東京V vs C大阪】プレビュー:早くも本命ライバル・C大阪と激突の東京V。日本代表2人を有するJ2屈指のC大阪攻撃陣を抑え、ホームで初笑いなるか(09.03.15)

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3月15日(日)J2 第2節 東京V vs C大阪(16:00KICK OFF/味スタ
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アウェイ徳島での開幕戦で勝点1を挙げた東京Vは、ホーム初戦に最大のライバル・C大阪を迎える。
C大阪は今季J2優勝候補の筆頭と目されている。1年でのJ1復帰を狙う東京Vにとっては、シーズンを通して意識しなくてはならない相手となるだろう。倒せばチームとしての自信もつくだけに、監督・選手のモチベーションも非常に高い。

特に気合が入るのは、’06年C大阪に在籍していたMF河村崇大だ。不本意ながら互いにJ2での対戦となってしまったが「(出ている)半分ぐらいは知っている選手。だから絶対に負けたくない」と意気込む。河村自身は前節、2年前服部年宏や土屋征夫らが経験したように、初となったJ2での戦いで早速『J1とのサッカーの差』を感じたという。
高木琢也監督も「J1は自分たちのスタイルを出すサッカー。J2はお互いの特徴を潰し合うサッカー」だと、その差を分析する。そういう意味では、C大阪は自分たちのスタイルを出してくる、最もJ1に近い戦い方をしてくるチーム。「決してやりやすいという意味ではないが、突拍子もないことはやってこないだろうから、ある程度試合の流れは計算できる」(高木監督)といえるだろう。

ポイントは「香川真司・乾貴士の2シャドウ」だと、監督・選手全員が声を1つにしている。
高木監督はキャンプから4−3−3を一貫してきたが、昨季リーグ2位(81得点)の得点力を誇る攻撃の中心となる若い日本代表コンビに対しては「対策は練らないと」と警戒する。今週公開された紅白戦では4−4−1−1を試しており、システム変更の可能性も匂わせている。だとすれば、ダブルボランチを組む河村と菅原智、DF土屋、高橋祥平がC大阪のキーマンをいかに抑え、仕事をさせないかが最大の焦点となりそうだ。

また、東京Vにとっては、今季初ゴールの期待もかかる。
「もちろん狙っています!」と自信たっぷりに宣言するのはMF河野広貴である。「相手は3バックだからサイドがどうしても空く。そこを使ってどんどん攻めたい」。ライバル・香川の前でチームファーストゴールを決め、自身、チームともに弾みをつけたいところだ。
前節、決定的なループシュートがバーに嫌われてしまったFW大黒将志も調子が上がってきているようだ。「出たらなんとか決めたい」と、口数こそ少ないが得点への思いは誰よりも強いはずだ。「セットプレーでもいいから、とにかく『1点』が決まれば勢いがでるはず」とGK土肥洋一も話す。東京Vの今季ファーストゴールは誰?サポーターにはぜひ注目してほしい。

開幕戦を4得点大勝と、J1昇格へ向けて好スタートをきったC大阪は昨季をJ1で戦った東京Vに対しても自分たちのサッカースタイルを貫く。1トップのカイオと香川、乾の2シャドウが徹底マークにあうことは、どのチームと対戦するうえでも承知のことだろう。だが、開幕・鳥栖戦でも見せたように、苦しみながらも状況を打開できるだけの柔軟な対応能力を持っているのがC大阪の最大の強みといえるだろう。
その状況打開に大きく貢献しているのが、新加入のボランチ・マルチネスだ。キープ力、展開力に長けている上、前線の選手が空けたスペースをついての攻撃参加もすでにチームには欠かせないバリエーションとなっているようだ。

インパクトの強いカイオ・香川・乾への対策が最大のポイントとなることは間違いないが、東京Vとしては、マルチネスにも手を焼かされるに違いない。4人中3人がルーキーという、経験の浅い東京VのDFラインがJ2屈指のC大阪攻撃陣をどこまで食い止められるだろうか。C大阪は、ゲームが落ち着いて引かれてしまう前の早い段階で得点を決め、自分たちの戦いやすい状況でゲームを進めたいはず。一方の東京Vも、「最初の10分、15分で相手の形に慣れることが重要」と高木監督は話す。互いのスタートにも注目したい。

今季のJ2は51試合の長丁場となる。GK土肥(東京V)は「長い・・・」と一言、ため息交じりの苦笑いを浮かべたが、すぐに続けた。「でも、勝てばそれだけたくさん笑えるっていうことでしょ。いっぱい勝って、みんなでいっぱい笑いたい」。J1復帰の最大のライバルを撃破し、この試合を笑い始めの一戦としたい。

以上

2009.03.14 Reported by 上岡真里江
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