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【J1:第1節 京都 vs 神戸】レポート:開幕白星は京都!神戸の押し込みに落ち着いて対応し、勝点3を積み上げる。(09.03.08)

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3月8日(日) 2009 J1リーグ戦 第1節
京都 1 - 0 神戸 (14:04/西京極/16,919人)
得点者:36' 渡邉大剛(京都)
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京都、白星発進!この上ない形で勝点3を積み上げた。

京都の注目のフォーメーションは、トップに豊田陽平、トップからやや引いた位置にディエゴ。中盤左に安藤淳、右に林丈統。角田誠が中盤の底、佐藤勇人に自由な位置を与える形となった。
対して神戸は、トップにマルセウ、吉田孝行。馬場賢治がトップ下、松岡亮輔が中盤底、右にアランバイーア、左に金南一だが、アランバイーアはやや攻撃的、金南一は守備、攻撃と縦に大きく動いて貢献できる形をとった。

流れをつかんだのは神戸。アランバイーア、金南一、松岡の3枚の距離感が抜群で京都の中盤は奪いどころを絞れず後手を踏む。だが、京都は水本裕貴、李正秀が強さを見せた。特に水本はマルセウに仕事をさせず足もとのボールを潰していった。この水本、そして李のプレーで京都は神戸の押し込みに落ち着いて対応できるようになる。すると徐々にサイド攻撃を見せるようになる。そして、37分、サイド攻撃を結実させる。

右サイドの増嶋竜也から大きく左サイドの安藤へ。安藤が中へ送るとディエゴがスルーして中央に入っていたのが渡邉大剛。ワントラップ目で右足に置くと、ゴール右隅へ流し込むように決める。京都の今季初ゴールは渡邉大剛。このゴールで京都が先制する。

後半早々、神戸は北本久仁衛が痛みを抱えていたこともあり退く。
神戸はロングボールを多用しゴール前に迫る。しかし、ここで李、水本がしっかり跳ね返し、京都に安定感をもたらす。
神戸は松橋章太(59分)、鈴木規郎(71分)を投入し、攻撃に厚みを加える。対する京都は柳沢敦(63分)、中山博貴(71分)を投入、右に中山、豊田、柳沢の2トップでバランスを取りながらカウンターの可能性も高くできる布陣に。87分には、その中山が競り合いこぼれを拾った安藤がGKと1対1になる決定的なチャンスを迎えるがGK榎本達也のファインセーブに防がれる。
そしてタイムアップ。京都が、1997年以来13年ぶりの開幕戦で勝点3の積み上げに成功した。

試合後、神戸・カイオジュニオール監督は「ポゼッション、ボールキープもウチのチームの方が出来ていた」と自信を見せた。ただ、中盤でつないで隙を作り縦に送り込む部分は秀逸だろうが、サイドの使い方ではやや物足りなさを感じさせた。中央とサイドの使い分けは課題となるだろう。
対する京都。水本、李のセンターバックコンビの出来は相手監督も高く評価するほど素晴らしいものだった。攻撃でパス交換の精度が高まれば攻撃力はさらに高まるだろう。強さとアイデアで相手を圧倒する機会をどれだけ増やせるか。これからの戦いに期待したい。

以上

2009.03.08 Reported by 武田賢宗
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