2日、フクダ電子アリーナにて、新体制発表会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
-----
☆新加入選手コメント
☆アレックスミラー監督コメント

●三木博計代表取締役社長:

「本日はたくさんのみなさまにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
　クラブビジョンですが、これは2003年４月より踏襲して参りまして、３本立てで進めております。魅力あるクラブ、地域とともに歩むクラブ、自主自立経営と、若干表現を『クラブ』という言葉をつけて統一しましたが、考え方はこれまでと同じです。
　2009年の活動方針。監督、あるいは選手も昨年のようには移動は致しておりませんのであまり変わった感じはしませんが、意識的にはだいぶ変わったという風に思います。
　組織の中の信頼関係をまず大事にしたということであります。それが昨年の12月の最後に現れて、あのような象徴的なゲームができたのだろうと思っております。

　組織の改定に致しましても若干お話しさせていただきたいと思います。今までの３本部制から５つのセクションに移行をいたしました。特徴的にいくつかかいつまんで申し上げますと、トップチームとアカデミー、レディース、コミュニティ、マネジメントというカテゴリーに分けました。その中でアカデミーの中にリザーブを取り込んだ。今まではトップのカテゴリーだったのですが、アカデミーという位置づけにさせていただきました。それから育成をもう１回きちっと立て直そうということであります。実は工藤選手以降育成からのトップ雇用というのが途切れております。Ｕ−１８（千葉）というのがありますが、ここへトップチームを目指すべく大木誠を加え監督としました。大木は、山口智、阿部勇樹、山岸智、工藤浩平、岡本昌弘らをずっと育成で育ててきたコーチでございます。それから、私の意見ですが、日本の選手はシュートが上手くない。なので、育成のうちにシューティングをきちっとできるコーチをつけたいということで、かつてジェフでプレーをしていました大柴克友をユースの中のシューティング専門ということでつけたというのが特徴かと思います。

　次に特徴的なところでは、レディースの位置づけも明確にしたということであります。みなさまご承知の通り昨年Ｌ１へ昇格、そして今年からＬ１で戦うわけであります。そこで戦うのに相応しい条件を作ったということであります。
　さらにコミュニティとしましては、「ホームタウンとおとどけ隊」ということであります。ホームタウンには、昨年までＧＫをしておりました立石君を、主にここのところで地域との結びつきを強める仕事で活躍してもらおうと思っております。それから、おとどけ隊のカテゴリーを昨年の普及から主に営業に近い、地域のサポーターになっていただけるお客様をいかに増やしていくかという観点でい続けたいと思っております。

　マネジメントには計画という部署を新たに設定いたしました。我々も常にこのクラブの強化のことを思っておりますが、少なくとも数年のうちにはユースの練習場所を作りたい。あるいは将来的にはトップチームの室内練習所も作りたいという夢を描いておりますが、そのところで計画という部署を設定いたしました。これが組織変更の大きな変更点であります。
　
　さらに、今年から年間シートにつきまして、ＪＲ東日本が親会社ということですので、Suicaと提携したICチケットをこれから導入するということのご紹介でございます。
　それから、最後になりますが、今年から新しいクラブハウスを１０月に作る予定でございます。昨年の４月にご紹介をさせていただきましたが、新たに市民あるいはサポーターに提供できる会議室というのを設置するスペースをとることができましたので、我々が描いておりました地域のコミュニティの拠点という位置付けをしたいと思います。ぜひ多くの地域の皆様にお集まりいただけるクラブハウスを目指したいと思います。さらに最大の利点といたしましては、１つ屋根の下にフロント、トップのコーチ、あるいは育成とあらゆる組織が揃うということで上手くこのクラブの強化充実を図っていきたいと考えております。私からの説明は以上です」

●昼田宗昭強化シニアマネージャー:

「昨年度に引き続き強化の責任者としてこの場に座らせていただけていることを非常に感謝しております。去年と違いまして、今年は監督に継続をしていただいて、選手も去年のレギュラーと言われる選手が中心に、新たに補強をして、すでに１月18日からスタートしております。

　土台をベースにどこまで上がっていけるかということで非常に楽しみにしています。去年の12月31日までに全選手の契約を済ませておりました。その時に１年間振り返りまして、07年の12月末とは全く違う状況であったということで、09年に向かってどうしなければならないかということを改めて考えると、09年ということで、その段階で非常に自分自身が『ワクワク（0909）』をしていたので、語呂合わせで『ワクワクシーズン』ということで、私も今シーズン頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします」

以上