1月1日（木）第88回天皇杯決勝 Ｇ大阪 vs 柏（14:00KICK OFF/国立）
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☆各選手コメント

●石崎信弘監督:
「（ガンバ対F・マリノスは、エコパの）更衣室にTVがあったのでそれでちょっとだけ見たが、今日、この後スカウティングビデオを見ます。でも、もう何回もやっているので。
（決勝に向けての心境は？）どうなるんだろうね。そこに行ってみないとわからない。チケットも売れてるみたいだし、そういう中でやったことないから、サッカー。完売の国立はスタジアムに入ってみないとわからないですし、楽しみですね。
（ガンバは試合が多くて疲労がたまってそうですが、その辺は？）今月だって随分やってるでしょ。すごいですよね。それで延長までやってるんだから。ただ、アジアNo1のチームだし底力はあるだろうし、若手でもいい選手がたくさんいるから。

（決勝の戦い方については）今まで天皇杯は90分で全員で力を合わせていろいろメンバーチェンジしながらやっていこうと話してきたから、また決勝戦も同じように交代枠3名をうまく使いながら戦っていきたいと思います。

（西野さんについては）余りよくわからない。二つ上で、大学1年の時に3年じゃった。ワシ農大（東京農業大）で、西野さんは早稲田じゃったからね。試合したこともありますよ。農大も1部だったし、早稲田も1部だったから。高校の時すごかったよね。浦和西だっけ、すごい騒がれてて。農大にもいい選手いたからね。日本代表にまで行ったけど杉山豊さんって。

　あまり話したことないんだよ、西野さんとは。ワシずっとJ2が長かったし、西野さんはJ1が長かったから。接点がなかったというのはあると思います。
（監督としての目標像は？）あまり考えたことがない。ただ、ああしたらいけない、という事が一番イヤ。自分は自分でいいんじゃないかと。影響受けたのは、いつも言うのは高校の時の監督が松田先生というんじゃけど、わしらが18の時に28くらいで一緒に練習したり、監督の部屋に行ってヨーロッパのビデオを見たりとか。あのころはサッカーのビデオとかほとんどなかったからね。色々なことを話していたという事はあるけど、そういう指導者になりたいというのはありました。

（選手が石さんのためにと話していることについては）ホンマかな、というのは…（笑）。口で言いやすいからね（笑）、そういうのはね。ワシは言ってないよ、ワシのためにやれとか（笑）。
　自分のためにやれと。来年につながるためにがんばりなさいと。だって来年は優勝争いしなければならない訳で、決勝戦って優勝争いだからね。ここで優勝ができればいい経験ができるんじゃないかと。

（レイソルでの思い出について、J1昇格の時のことを口にされていますがそれ以外では）一番はJ1昇格した試合じゃろうね。それ以外だとあまりないね。なにがあったっけ。でも何じゃかんじゃ言っても2006年の時が一番苦しかったし思い出深い。神戸で3-1で勝ってて、3-3まで追いつかれて、ディエゴが勝って4-3で勝った試合とか（2006年のJ2第48節）。そういうのは思い出深いよね。
（これまで勝って泣いた事は？）ないね。高校の時はあったけど。高校の時は純粋じゃったんじゃろうね（笑）。全国大会に出れるときはうれしくて泣いたよ。やっぱり最近は悔しくて泣くことが多いね。しょっちゅう泣いてるよ。あまりにも選手がダメなときに、選手の前で。結構ワシ、上手なんじゃよ、泣くの（笑）。感情がこみ上げてきてね。何であれだけトレーニングしたのに、これだけ話をしたのになんでこのプレーができないんだと。ミーティングとかで。最近はクビになったときかな。
　選手の前で話をしなければならないでしょ。これ以上話をしたら涙が出るという時があるでしょ。その時は喋らない。泣かないようにする。

（じゃあ泣くかもしれないですね、優勝したら）ねえ。優勝したら泣かなきゃまずいでしょ（笑）。あれだけ言われてたら（笑）。ねえ。それはねぇ。泣いてもらいますとかってね。ワシいっとったもん、J1上がっても絶対に泣かないよって。そんなところ目標でも何でもないし、一つの過程でしかないから。でもオカ（岡山一成）は絶対に泣くとか、（山根）イワオが絶対に泣かすとか。アホかと。ほいで上がった途端にオカのヤツが抱きつきやがって。もうそれどころじゃない。泣くどころじゃなかった（笑）。

（準決勝でゴールを決めた時、李選手が追いかけてきましたが）ワシも追いかけてくるんかなと思ったんじゃけど、そのまま行ってからカズダンスしよる。あの変わり身は早かったね。もしこれでテクニカルエリアから出たらまずいジャンね。あの中をグルグル回ったらどうしようかって（笑）。途中で辞めてくれたからよかったけど。でも追いかけてきたら最後まで逃げてたけど（笑）。

（ジンクスは？抱きつき以外は）もうないよ。だってオレンジのパンツはもう売ってないじゃもん（過去にオレンジのパンツジンクスを持っていた）。フロンターレの頃には辞めてたよ。
（抱きつきに関しても）普段は来ないからね。選手同士で喜ぶからね。フランサがヴェルディ戦かな。J2の時にボレー決めて来たけど、ワシは逃げたんじゃけど、その後クラ（藏川洋平）が仙台戦でロングシュート決めて来たんじゃけど、ちょっとかわして。後ろのGKコーチが受け止めてくれて良かった（笑）。でもフランサが来たときは帰り際に握手を求めてきて、で握手してしまったんじゃよ。その後にリカ（リカルジーニョ）が前半で退場してしまった（笑）。やってしまったって（笑）。
　フロンターレでも、最初に新潟とやったときに塩川岳人が点を取ったんだよね。その時は一番端から走ってきて抱きつきやがって（笑）。で、その後に点を取られた。その辺から辞めてるよ。だから来るなって言ってるんだけどね。

（決勝はジャージで？）ジャージだよ。スーツ着なきゃダメなの？一度J2の時に勝てなくて、愛媛戦でスーツを着たらミノルに決められて（笑）。まあジャージはジンクスというかめんどくさいから。雨に濡れたらどうしてるんだろう。ワシは日本代表監督はダメだな（笑）。
（経験の差は？）ワシ自身がそういう経験がないからね。わからないよ。ベンチ間違えたらどうしようか（笑）。まあでも大丈夫でしょ。フランサがいるから。ドイツでレアルともやってるし。でもワシもレアルに勝ったな（笑）。大丈夫。

（大谷は）まだわからないね。今日ちょっと動かしてたけどね。明日やってみて確認しようと。昨日だって出たかったみたいだしね。だけどそこまでのリスクをかけられない。何が起きるかわからないから。

（北嶋の起用については）どうしても今ベンチにフランサとチュンソンがいる。選択肢としてはそっちが先になる。昨日なんかもフランサが足痛がってて、状況によってはキタジ行かなければならないと思っていた。

（柏に対する愛着は？）すごくありますよ。（指導した時期が）一番近いですからね。フロンターレにも愛着はありますし、川崎に家がありますしね。選手はドンドン出て行って大分なんかだと今だと高松くらいしか残っていないし、山形はフロンターレの選手が何人か行っているし、長谷川がいるくらい。知っている選手が一番多いチームだから、今は一番愛着はありますよね。
　2006年に相当苦労して上がったという。その苦労を共有した仲間として、愛着はありますし。選手とサポーターには愛着がありますよ。サポーターは結構好きですし。いろんな事をやってくれますから。
　すごく楽しみです、決勝戦は。とにかく泣いても笑ってもあと1試合」

以上