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世界四大文明発祥の地エジプトは、「ナイルの賜物」と言われている。世界最長6650キロを誇るナイル川はその昔、度重なる氾濫を起こし、肥沃な土を作りエジプトに恵みと文明をもたらした。地中海と紅海に挟まれた国土は、現在その9割が砂漠となっている。そんな土地に息づく古代エジプト王朝三千年の歴史が生んだ数々の遺産は、エジプト人の誇りだ。
ファラオの時代から他国の征服を受けて来た歴史を持つエジプト。よって、エジプト・アラブ共和国として独立してからまだ56年と、意外にも日は浅い。その性格を象徴するのが、赤・白・黒の三色旗が用いられた国旗だ。赤が革命と国民の犠牲を、白は明るい未来、黒は制圧の歴史を表している。国の成り立ちの複雑さを、国旗が端的なイメージで表している。
首都であるカイロは、アラブ世界の政治、経済、文化の一大中心地として、喧騒と活気に満ち溢れた大都市だ。急速に経済成長を続けていることでも知られ、周辺地域をあわせて1200万人以上が生活している。そして、豊富な歴史的遺産をいかした観光収入も、国の大事な財源のひとつだ。初めてこの地に降り立つ人は、古代と現代の交錯する風景に圧倒されるかも知れない。ツタンカーメンの黄金マスクが収容されているエジプト国立博物館から少し歩けば近代的な豪華ホテル、観光のハイライトであるピラミッドのすぐ向かいにはファーストフード店。そんな雑多な魅力が、この国にはあふれている。
遺跡めぐりに疲れたら街角の庶民的な喫茶店で甘いシャイ(紅茶)を飲み、お腹がすいたら名物のターメイヤ(そら豆のコロッケ)をつまんでみよう。国民の9割がイスラム教徒というこの地での挨拶の定番は「アッサラームアレイクム(貴方達の上に平安を)」。この挨拶さえ覚えておけば、義理人情に厚く、困っている人を見ると放っておけないエジプト人と友達になるのは実に簡単だ。下町を歩くと、見知らぬ人から紅茶や食べ物を勧められるかも知れない。そんなアラブ式のおもてなしを受けた時は、遠慮せずに笑顔で一言「ショックラン(ありがとう)」と返せばいい。
日本との友好関係も長く、今年で144年目。アフリカ大陸とアジア大陸を結ぶスエズ運河架橋は、日本の経済・技術協力のもと2001年に開通した。アフリカとアジアの、人と文明を結ぶ友好の架け橋として広く知られ、中央には両国の国旗を描いた銘板がかけられている。数々の古代遺跡やピラミッドの謎が、世界中の旅人を悠久の彼方へと誘うエジプト。2006年度の観光客数は910万人を突破。そんなエジプトには過去・現在・未来にわたり、人々の関心を惹きつける魅力があふれている。
取材協力:多美子 BAGHDADY
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