本日、栃木県庁にて栃木SCのJリーグ入会審査結果連絡と記者会見が行われました。記者会見での新井賢太郎代表取締役のコメントは以下の通りです。
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☆選手コメント(佐藤悠介/高安亮介/稲葉久人)
●新井賢太郎 代表取締役:
「ただいまJリーグの鬼武チェアマンからお電話にて、本日の臨時理事会におきまして全員一致で栃木SCのJ2入会を承認したとの連絡を頂きました。
栃木SCはJリーグでも数少ない特異なチームではないかと思います。大きな責任企業はありません。関東で唯一、Jチームがない地域でした。そこに新しいJチームが誕生しました。多くの県民の方々にサッカーを観戦していただき、感動をしていただきたい。
栃木の子供のサッカー人口は全国で6位とサッカーが盛んな場所です。子供達には是非とも夢を持ってほしいと思います。今後は一人でも多くの子供がサッカーボールを蹴れる環境作りを目指していきたいと考えておりますので、メディアの皆様方のご協力をお願いしたいと思います。幅広い支援がなければ運営ができませんので、栃木県全域でのご支援をよろしくお願い致します。
改めて栃木SCへのますますのご支援のほどをよろしくお願い致します」
Q:Jリーグ側から伝えられたことを改めてお聞かせください。
「最後のところで(増資に関して)指導がありましたので頑張りました。そのことに関しては『よくやってくれたね』と評価して頂きました。もう一つはJリーグに入ることで『益々、大変になるよ』と言われました。『頑張ってください』と激励をして頂きました」
Q:今後の抱負と課題、現状についてお聞かせください。
「課題については直近の問題として新しい監督を選ばなければなりません。そうしなければ新しいチーム作りはできません。早急に決めていきたい。2番目にはチーム編成。新しい選手をどういう基準で選ぶのか。チームコンセプトに合った選手を主体として入れなければならない。クラブのニーズに合った選手を採用していきたい。出来るだけ早く新しい体制を作り、J2へ向けたトレーニングをしてもらいたい。来季へ向けた準備を急ぎたいと思います。
長期的には色々な問題があります。宇都宮がホームタウンだが、栃木SCは栃木県民のためのチームです。栃木全体の方々に身内になって頂く必要があると思いますので、栃木SCのチーム名は継続していきたい。後援会組織をどう作るのかのかも考えていきたい。
次にスタジアム問題。この問題に関しましては県でも積極的に進めて頂いている。栃木県グリーンスタジアムの暫定改修、新スタジアムの建設に関して今後も研究を進めて頂き、他所の県に負けない、前例のないスタジアムを作って頂きたい。利益の上げられるスタジアムが理想的なものであると思います。栃木に誇れるスタジアムを作って頂きたい。お金の問題がございますので、その点に関して今後は工夫と議論を重ねなければならないと考えています。一番の課題だと思います。サッカーは興業なのでお客様に満足して頂ける、快適な環境でサッカーを観戦して頂きたい。屋根があり音が反響し、なおかつ見易い。週末だけの利用に留まらない、出来るだけ色々なものを付帯設備の付いたスタジアムが欲しいなと思っております。世界に先駆けたスタジアムを県と話し合いながら、誇れるものを作っていく。これは我々の切なる願望だが、知事にお願いを申しあげておるところです」
Q:満足のいく行政支援を頂いているとお考えですか?
「Jリーグの審査基準の中に財政の問題、成績の問題、子どもたちへの育成の問題、行政支援などはどうなのかという項目があります。事務所の貸与や人材の派遣などを通して行政には十分な支援をして頂いております。JFLを戦っているクラブと比べても恵まれていると思います」
Q:他の自治体への願望、希望等はありますか?
「我々は今まで数少ない人数でやってきました。市町村には個々に対応しておりましたが体系的なお願いはやっておりませんでしたので、システマチックな仕組み作りをやっていきたいと考えております。各市町村と我々の間で仲間意識がもてるように取り組んでいきたい」
Q:新体制が決まっていませんが、来季に目指す順位等をお聞かせください。
「Jリーグからは上がってからすぐにJ1と欲張りにならないようにと言われました。あくまでも狙いはJ1だが身の丈に合った財務を目指す。よく財務面と成績は比例すると言われますが、必ずしもそうではないと思います。選手諸君の精神的な心が強ければ上へ行けるのではないかと考えております。日本代表の選手とうちの選手を比べても技術的は遜色がないと思います。出来るだけ高い位置を目標としますがJ2のチームはどこも手強いですから全力でベストを尽くして戦う、ベストを尽くせるチームを作りたい。最後まで走れる選手がいるチーム作りを新監督にはお願いしたい」
Q:増資の面が課題に挙がっていましたが、現状はいかがでしょうか?
「5000万円を超えて7000〜7500万円まで増資が出来ています。今も1億円の枠の中で動いているところです。増資に関しては前倒しでやっていきたい。スポンサー、入場料収入、資本金でクラブは運営されています。入場料収入はグリーンスタジアムでは限度があります。スポンサーもグリーンスタジアムではスペースの問題で限度があります。その点を考慮すると資本金をある程度、積み重ねる必要がある。継続的に増資をしていきたいと考えております」
Q:県経済界へどのような期待、また支援を望まれますか。
「栃木県の経済同友会を中心に経済界の方々には一生懸命やって頂きました。また、増資に関しましても同友会の方々と福田知事をはじめ行政の方にも色々と動いて頂き、おかげさまでJリーグからの宿題である増資を達成できました。県全体からそのような動きがあることで県にクラブが根付き、県民のためのサッカークラブとしてやっていけると自信になりました」
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●栃木SC公式サイト
http://www.tochigisc.jp/
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