11月30日（日） 2008 J1リーグ戦 第33節
Ｆ東京 1 - 0 新潟　（16:04／味スタ／35,172人）
得点者：83' 赤嶺真吾（Ｆ東京）
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●今野泰幸選手（Ｆ東京）：
「前半、新潟は１トップ気味で、田中が嫌なポジション取りをしてきた。前半は後手になって下がってしまっていた。ハーフタイムに城福監督からも指摘を受けた。後半は修正できたし、バランスはよかった。勝点３がどうしても欲しかったし、セットプレーでも勝てたことはうれしい。まだまだやることは多い。優勝が消えてしまったことは残念だけど、やるしかない。まだ僕らには、目標があるから。いい緊張感でゲームができているし、ゲームに切り替えられている」

●茂庭照幸選手（Ｆ東京）：
「今日はシオ（塩田）がやってくれました。新しく入った選手が今までのやり方を通すのではなくて、それぞれの違った特長を出すということを選手全員が意識しました。それに最終ラインには、ジョーさん（金沢）が入ったので自然にできた。強いチームは（セットプレー1本で）勝つ。今までの僕らだったら、詰めが甘くて引き分けたり、落とすことがあった。（最終戦は）ここまでくれば、もうやるしかない」

●赤嶺真吾選手（Ｆ東京）：
「（得点シーンは）いいボールが上がってきたから上手くヘディングができてよかった。引き分けは望んでいなかったし、どうしても点が必要だった。自分がピッチに入るときは、シュートの意識を持ってゲームに入りました。一年間を通して勝つこともあれば、負けることもあった。それでもサポーターは、スタジアムに足を運んでくれた。今日は大勢のサポーターが来てくれて嬉しかった。（今季の）出場時間が増えれば、自ずと得点機は増える。それをモノにしてきた結果だと思う。残り試合はもう勝つだけ。みんなで力を合わせて臨みたい」

●塩田仁史選手（Ｆ東京）：
「序盤から苦しいゲーム展開だった。終盤に得点できてホーム最終戦を勝利で飾れたことはよかった。前回もこういう試合展開だった。新潟は前線からプレッシャーをかけてきていたし、後ろも踏ん張ることができた。ここ最近は、攻撃陣に助けてもらっていた。神戸戦も1失点がなければ勝てるゲームでもあった。今日は0にこだわってプレーしました。ゲーム前、監督からも自分たちの力でやり遂げようという話があった。今日勝てば、チャンスはある。僕らはどんな状況になろうとも、最後までやり抜くしかない」

●大竹洋平選手（Ｆ東京）：
「練習からシュートの調子がよかったので、シュートを打つことを意識してゲームに入ることができた。そこからCKを取ってシンゴさん（赤嶺）が点を取ってくれた。難しい試合になるとは思っていたが、自分のプレーが出せたとはいえない。シンゴさんに救われました。今年は、まだACL出場のチャンスがある。最後まで悔いの残らないように、頑張りたい。内容は決してよくなかったが、勝つことができてよかった。90分間通して自分たちのサッカーはできなかったけど、セットプレーで勝てたことは大きい。チームは成長していると思う」

●羽生直剛選手（Ｆ東京）：
「結果が出て、本当によかった。でも、35,000人もの人が観に来てくれたなかで、もっと（いい試合を）やりたかった部分はある。
（梶山陽平選手の不在でボランチに入ったが？）ビルドアップから前に上げることと、アタッキングサードにボールを運ぶことを意識した。やりがいのあるポジションで、自分が動いた分だけボールももらえるが、もっとチームのためになるプレーが出来たんじゃないかという思いはある。自分のところから、（チームの）スイッチをオンにするようなパスがもっとあれば、もう少し攻撃的にできたのかなと思う。
応援してきてくれた人への感謝の意味も込めて持てるものを出そうと今日は臨んだ。課題も出たし、もう一度1週間取り組んで最終戦に臨みたい。他力ではあるが、何かが起こるかもしれないので、勝ってそれを待てるようにしたい」

Ｑ：最終戦は古巣の千葉との試合ですが？
「僕はFC東京の選手で、それを自覚しています。結果が出た後に、何か思うことはあるかもしれないけれど、いい準備をして、FC東京の勝利のためにすべてを捧げます」

●石川直宏選手（Ｆ東京）：
「今日は気持ちが入っていた。集中すると同時に、自分自身は楽しくやれていた。勝負だし、次につなげたかったが、後から入ってきた選手ががんばってくれてよかった。優勝の可能性はなくなったが、僕自身は気にしていないというとおかしいかもしれないけれど、あまり気にしていなかった。他力というのはこういうものかもしれないし、自分たちは出来ることを積み上げていくしかないので。
新潟はプレスが早いが、それを一つかいくぐれば羽生さんやコンちゃん（今野泰幸）のところがあく。しかしそこからの動きで、自分も含めはく録画なかったのは反省。
チームが変わってきたなと思うのは、勝たなくてはいけない試合を勝てるようになってきたこと。ずっと必要なことだと思っていたが、こういうゲームを続けていければお客さんもまた観に来てくれる。
最終戦、相手の立場も、自分たちの立場もある中で、できることは自分たちの勝利を積み上げること。他力だが、待つしかない。
ホーム最終戦で笑顔で挨拶できてよかった。でも戦いはまだ続くので、最後まで応援して欲しい」


●内田潤選手（新潟）：
「選手全員、今日残留を決めるという思いで臨んだが、決められなかった。しかし状況は変わらない。次に勝てば決められる。勝てば大丈夫ということで、モチベーションは上がったと思う
前半はうちの方が3回、4回とチャンスをつくっていた。セットプレーから失点し、前がかりになってバランスを崩したところもあるが、それまではいい試合をしていた。
今のサポーターの気持ちは痛いほど分かる。ラスト、すべてが一つになって、ホーム最終戦で勝利を上げ、みなでバンザイしたい」

●矢野貴章選手（新潟）：
「うちのほうがチャンスは多かったが、決め切れなかったことが今日の敗因。アレッサンドロが不在で、ゴールに近いところでプレーすることを意識したが、決め切れなかった。選手は今日決めようという思いで臨んだのだが。次のホームで点を取って、勝ちたいと思う」

●北野貴之選手（新潟）：
「自分が一本止めてからのＣＫで、集中力は保っていたが、決められてしまったことは…仕方がないです。バウンドがへんなところに来て、本間選手にクリアしてもらおうと思ったが、イレギュラーしてしまった。
90分チャンスを多くつくったが、ことごとく止められた。無失点で最後まで行きたかったが、結果は結果です。最後のアウェイゲームだったので、絶対勝点を取って帰りたかった。
残留を決めるということもあるが、次の試合で2008シーズンのこのメンバーで戦えるのも最後なのでいい結果を出したい」

以上