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【J2:第44節 熊本 vs 広島】プレビュー:8試合負け無しで迎える最終戦。王者広島を相手に、今年1年の進化を試す一戦(08.11.30)

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11月30日(日)J2 第44節 熊本 vs 広島(13:00KICK OFF/熊本
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 熊本は最終節に試合がない。つまり今節が、今シーズンの最終戦。第3クールに入っての成績は4勝6分3敗で、35節の仙台戦に0−4で敗れて以降、8試合負け無し。そうした状況で迎える今年最後の試合を、ホームで、しかも優勝とJ1復帰を決めている広島と戦うという“幸運な”巡り合わせは、Jリーグ1年生の熊本にとっては最高のセッティングと言っていい。

 天皇杯の影響で試合の間隔が長く、モチベーションの維持がやや難しかったきらいもあるが、「順位の入れ替わりに影響する」愛媛戦(○1-0)、「昇格(内定)が決まるかもしれない注目のゲーム」山形戦(△1-1)、そして「ホームに優勝チームを迎える」広島戦と、特にラストの3試合はそれぞれに意味を持ったカードとなった。だがそれも日程の関係だけではない。そうした効果を演出できるだけの戦いをチームとして見せてきたからこそ与えられた、というか掴んだシチュエーションだ。

 終盤における好調ぶりの要因について、池谷友良監督や選手達の口から聞かれたのは、「玉際で粘れるようになった」ことや「90分ハードワークできるようになった」ということ。およそ8ヶ月前、愛媛での開幕戦で見た後半に息切れしたチームと比べれば、41試合分の経験が加味されて確かに渋味を増した。もちろん、引分けたゲームの中には「勝てた試合で2ポイントこぼした」という印象を受けた試合もあったが、それでも、「悪い時でも何とか負けずに分けた」(池谷監督)試合もあり、お隣のチームのマスコットであるカメのように少しずつ着実に勝点を積み重ね、開幕前に目標にしていた勝ち点45に近い所(現在43)まで来たことを考えれば、序盤から中盤にかけて受けた周囲の“冷ややかな”評価を覆すだけの成長を遂げたと見ていいだろう。

 そこで迎える王者との最終戦は、言わば“進級テスト”のようなものだ。
 「積極的な守備」からの「早い切り替え」、そのために必要な「連動」とポジション間の「距離」、それらを実現するための「ハードワーク」、ゲームの流れを読んで対応する「判断」、その「スピード」と「精度」……etc。数多くの「チェック項目」に1つずつ(レ)のマークをつけていく上で、「何が通用して、どこがダメなのかを測る絶好の機会」(高橋泰)なわけだ。

 さて、その広島は、既に今シーズン最大の目標であり至上命題でもあったJ1復帰を決めている。だがだからといって、というよりも、来シーズンJ1で戦うことを決めているからこそ、一切妥協を挟む余地のない戦いぶりを見せている。前節も、ギリギリまで草津にリードされながら、4分間のロスタイムで同点、逆転と、試合をひっくり返す地力を発揮した。今節もストヤノフと森脇良太を出場停止で欠き、最終ラインには森崎和幸が入りそうだが、選手1人ひとりの個の力が高いことは言うまでもなく、さらに2試合を残して勝点94、つまり連勝すれば100に到達するという状況もあって、前節示した通りの勝利への欲求を全面に押し出して来るだろう。

 熊本はここまで1分1敗と未勝利だが、前節の山形戦同様、守勢にあるときの攻撃への準備、そして切り替えが鍵だ。第2クールの対戦でもミスからの早い攻めで先制点を奪い、リードされたあとに追いついて引分けに持ち込んでおり、決して戦えない相手ではない。進級テストをクリアしなくても2シーズン目はやってくるが、クリアして臨むのと課題をやり残したまま臨むのとでは、その後にも影響する。

 ところで既にクラブからも発表されている悲しい知らせがあるが、感傷的な理由で試合への思いが左右されてはいけない、といった趣旨のことを、ある選手に指摘されたので、それは試合後のレポートまでとっておきたい。勝利の喜びが少しでもその悲しみを和らげ、あわよくば飲み込んで、涙を笑いに変えてくれることを信じて。

以上

2008.11.29 Reported by 井芹貴志
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