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【J2:第44節 鳥栖 vs 仙台】プレビュー:3位以内を確定させたい仙台を今季未勝利の鳥栖が迎え撃つ。ホーム最終戦となる鳥栖は、目の前での胴上げを阻止するべく『統一感を持った戦い』で臨む。(08.11.30)

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11月30日(日)J2 第44節 鳥栖 vs 仙台(13:00KICK OFF/ベアスタ
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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前節の徳島戦で破れた鳥栖は、J1との入れ替え戦を戦う権利となる3位という順位をほぼ失った。勝点では届く可能性があるものの、得失点差がマイナス3点という結果は、今季を戦ってきた中での現実。今節を迎える中で、結果如何では3位になる可能性を持つチームの中で、唯一マイナスの得失点差である。リーグ戦を戦う中で、昇格という最大にして最難関の目標が潰えた鳥栖ではあるが、練習場に響く選手たちの声はいつもと変わらぬものだった。

その最大の要因は、岸野監督が植えつけた『プロとしての誇りと選手としての姿勢』にある。プロとしての誇りで今季を戦って得た終盤までの上位争い。前節でほぼ潰えた昇格の夢だが、鳥栖の選手としての姿勢は、最後まで『鳥栖らしさ』を出し尽くすことにある。主将の高橋義希は仙台戦を前に「スタジアムに来た人たちが、一番求めているのは鳥栖の勝利。それを見せるのが僕たちの仕事。来た人たちに喜んでもらえるように、今季最高の試合をしたい」と語ってくれた。

他の選手も同様である。誰一人として「仙台の昇格を阻止したい・・・」とは言わなかった。今節も鳥栖の選手は、『鳥栖らしさ』を全面に出して、自分たちの戦い方を誓ってくれた。

そこには、一つのキーワードがある。
『統一感を持った戦い方』というフレーズが、ここ数試合監督はじめ選手たちから漏れ聞こえてくる。
要約すると、『どこでボールを奪うのか。奪ったボールをどこからつないで攻めるのか』というイメージを、90分の戦いの中で全員が共有していることである。このイメージが一旦狂うと前節同様の苦杯をなめることになる。しかし、一致するととてつもないパワーとなることを、先の天皇杯で示してくれた。

FW藤田祥史がボールを追い始めると、連動してMF陣もパスコースを限定しにかかる。併せて、DFラインは相手FWを押し返すべくラインを高めに取る。上手くボールが奪えれば、全員が連動しているので、自然とパスコースが増えている。
FWでボールを奪うことが出来れば、空いたスペースにサイドMFが飛び込んでくる。
MFが奪えば、サイドを使ってワイドな攻撃を仕掛けることができる。
DFが奪っても、藤田のポストプレーから一気に攻め込むだけのスピードと人数が揃っている。
今季の鳥栖の勝利した試合で見せた攻守の切り替えは、今節も健在である。

対する仙台は、今節の勝利で昇格圏内の3位以内を確定することができる。もちろん、その勝利を狙って高いモチベーションで鳥栖に乗り込んでくることは間違いない。今季の鳥栖に対しては2戦2勝と勝利しか知らない。絶対的な自信を持っていることだろう。しかも、直近の5試合では2勝3分けと負けてはいない。
前節は先制されながらも、終了間際に追いつくしぶとさと昇格への執念を見せた。その中心には、MF千葉直樹と関口訓充がいる。中盤での支配権を彼らが牛耳ることで、FW中島裕希と平瀬智行のスピードとポジショニングの上手さが生きる。そして、隙あらばMF梁勇基が飛び込んでシュートを放つ。
セットプレーにも絶対的な自信を見せる。今季の2戦ともDF岡山一成が得点を決めている。彼らは、どんな状況に陥ってもワンチャンスで得点をあげることができる攻撃力を持っているのである。
昇格争いを繰り広げる主役たるにふさわしい陣容と戦術を持ち、それを最大限に引き出すためのサポーターがついている。昇格争いから、昇格圏内確定への戦いを今節で示すに違いない。

負けて良い戦いは無い。
結果が得られない試合は負けに等しい。
そして、戦うことができない選手は試合に臨む資格は無い。
鳥栖は、今節でホーム最終戦を迎える。仙台は、3位以内を確定することが出来る。
互いに負けて良いはずが無い。
『プロとしての誇りと選手としての姿勢』の真髄を見ることができる一戦である。

一年間を通して選手もスタッフも、そしてサポーターも戦ってきた。
それぞれに喜びがあり、涙があったに違いない。
ともに讃えあい、ともに喜びを分かち合おう。それが互いに与えられた特権であり、サッカーファミリーの証明でもある。
サッカーで、喜びを知り、悲しみを感じたことに感謝したい。

以上

2008.11.28 Reported by サカクラゲン
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