今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第33節 柏 vs 大分】プレビュー:石崎レイソルの集大成。アジアねらう大分を前に指揮官最後の日立台で求められるは勝利のみ(08.11.29)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月29日(土)J1 第33節 柏 vs 大分(16:00KICK OFF/
-ゲームサマリーはこちら-
-日立台へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
勝敗予想ゲーム | ウルトラフォトクイズ

★どっちが勝つ?Voter[29日12時現在、柏140,993票 vs 大分44,190票!]
サポーター投票対決は【こちら】
JウイイレCCによるシミュレーションプレビューは「MOVIE」をクリック!
※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
----------

 柏は27日、石崎信弘監督の今季限りでの退任を発表した。今節日立台でのホーム最終戦を白星で飾り、サポーターに石崎監督の笑顔を届けること。柏にとってこれ以上の勝利への動機付けはなく、逆転優勝の可能性を残す大分が相手とあっても、想いの大きさで負けることはないはずだ。そして、石崎サッカーの集大成を披露することができれば、自ずとこの3年間の正当性が示されることになるだろう。

 前線からのプレッシングからの素早い攻撃。柏の代名詞として語られてきた石崎サッカーの原点は、紆余曲折を経ても、変わらぬ姿でチームのなかに息づいている。ケガ人の影響もあり、終盤戦までかかってしまった感は否めないチーム作りも、ここにきて完成の域に届きつつある。11月に入ってからの戦績は天皇杯も含めた公式戦で4戦3勝1分け。前節の磐田戦こそ土壇場で追い付かれて引き分けたものの、0対2から一度は逆転してみせた際の攻撃力は、今年柏が追い求め続けてきた迫力に満ち溢れていた。

 なかでも中央を固める李忠成、栗澤僚一、杉山浩太の3選手は、大分戦でも勝利の鍵を握ることは間違いない。磐田戦で石崎監督もその働きぶりを評価した李は、効果的なポジショニングと安心感溢れる前線での溜めから、チャンスを続々と演出。復帰間もない姿はどこにもなく、指揮官が待ち望んだ前線でのスムーズさを導き出してみせた。また、チームに展開の選択肢を増やす栗澤、杉山の両ボランチは、試合を重ねるごとに連携を深めており、まさにチームの生命線と言えるまでの成長を遂げた。

 得意のサイドアタックを仕掛ける前の段階で、重要な役割を担う上記3選手たち。このトライアングルが金崎夢生を筆頭とする大分の中盤との争いを掌握できるようだと、柏の勝利はぐっと近づいてくる。中盤でのボールキープの間に、その周囲で動きを見せる選手たちが活きるも死ぬも、すべては彼らの働きにかかっていると言っても過言ではない。今季柏が手にした収穫のひとつでもある中央でのパスワークは、この試合での大きな注目点となる。

 一方、前節の鹿島との大一番に敗れたことで、大分のシャムスカ監督はACLの出場権が得られる「3位」にねらいを定めている。ただ、選手たちは可能性が残っている限りは優勝を見据えるとの発言を残しており、モチベーションの低下はみられそうにない。さらに指揮官は柏対策は万全といった様子で、前回の対戦(J1第2節)で2対0と粉砕した試合の再現に自信を見せている。柏とは互いに堅守を基盤とするチーム同士の対戦となるだけに、消耗戦に持ち込んだ末に、監督采配も含めた総合力でこの一戦を制したいところだ。

 柏にとっては、2006年から始まったひとつの歴史に間もなく終止符が打たれようとしている。J2時代からの3年間で、様々な苦難にも直面してきた石崎レイソル。しかし、決して一筋縄ではいかない状況にも、チームはサポーターの後押しを受けながら団結と結束を旗印に立ち向かってきた。残すはリーグ戦2試合と天皇杯のみとなるが、新時代への突入の前に、まだやるべきことは残っている。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】