11月29日（土）J1 第33節 横浜FM vs 東京Ｖ（14:00KICK OFF/日産ス）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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　横浜Ｆ・マリノスのホーム最終戦の相手は東京ヴェルディ。かつての黄金カードだが、残念ながら残留争いという形で迎えることに。とはいえ、11位の横浜FMは得失点差も考慮すれば、残留に限りなく近い位置にいる。片や16位の東京Ｖは絶対に落とせないゲームだ。

　両チームの前回の対戦は５月。点の取り合いとなり、３対２で東京Ｖが横浜FMを下している。だが、今回は１点を争う攻防になるかもしれない。東京Ｖはエースのディエゴを出場停止で欠く。レアンドロもケガで戦列離脱しており、最近２試合は『純国産』のメンバー構成になっている。大黒将志こそいるが、前回のクラシコで見せた迫力ある攻撃の再現は難しい。
　前節のコンサドーレ札幌戦でも大黒が同点弾を決めたものの、後が続かず１対１で引き分けた。当然、勝点３を狙うだろうが、まずは守備を固め、札幌戦でも見せたロングボール主体の攻撃で活路を見出すと思われる。

　また、横浜FMのGK榎本哲也が「(東京Ｖは)気持ちを前面に出して向かってくるはず」と話すように、前節の相手ジェフユナイテッド千葉同様のプレスを、東京Ｖもかけてくるに違いない。横浜FMは千葉戦の前半、そのプレスに苦しみ攻撃陣が沈黙した。そこでハーフタイムに木村浩吉監督が「サイドチェンジを意識しよう」と指示。選手はそれを実践し、後半は攻撃の幅が広がり、相手DFを振り回してスタミナをロスさせ、３点を奪取できた。
　東京Ｖ戦でも立ち上がりは勢いに押され、先取点を奪うことは容易でないかもしれない。だが、千葉戦の後半のような攻撃を展開していけば、東京ＶのDFにも綻びが出てくるはず。そうなれば横浜FMは勝利に近づきそうだ。

　マッチアップで見ものなのが、横浜FM・狩野健太vs東京?・那須大亮。３トップの一角の狩野は、昨季までチームメイトの先輩・那須に「胸を借りるつもりで挑む。ガツガツ行きたい」と宣戦布告をしていた。前回のクラシコで古巣相手に激しい守備を披露した那須に、好調・狩野のテクニックが通用するのか。勝敗を左右しそうな１対１が見られるのでは。

　横浜FM・田中裕介と東京Ｖ・柴崎晃誠の同サイド対決も勝敗に影響がありそうだ。右MFの柴崎は前節の札幌戦でポストを叩くシュートを放つなど、果敢な前線への飛び出しを何度も見せていた。左ストッパーの田中裕が目を光らせ、彼を警戒しなければならない。また、田中裕は前回の東京Ｖ戦の際、失点シーンに絡んでいる。そのことを彼は悔やんでおり、「借りを返したい」と意気込んでいた。前回の試合後にも、「次に東京?と戦う時は絶対に負けたくない」と話しており、この一戦に懸ける思いは強い。田中裕の熱いプレーを見届けたい。

以上

2008.11.28 Reported by 小林智明（インサイド）