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【J1:第32節 浦和 vs 清水】レポート:闘莉王の同点弾も実らず。浦和、清水に敗れ優勝争いから後退する痛い黒星。(08.11.23)

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11月23日(日) 2008 J1リーグ戦 第32節
浦和 1 - 2 清水 (13:01/埼玉/54,709人)
得点者:21' 枝村匠馬(清水)、67' 田中マルクス闘莉王(浦和)、82' 矢島卓郎(清水)
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 首位・鹿島を追う浦和にとってはあまりに痛い黒星となってしまった。一方で、見事な戦いで勝点3を手に入れた清水にとってはうれしい敵地・埼スタでの初勝利となった。
残り3試合、勝点1差の2位浦和にとって、もう負けは許されない。そんな一戦に、エンゲルス監督は、今季初めてとなる布陣を組んで勝負に打って出た。

「清水の最終ラインにスピードはない」(エンゲルス監督)ことを理由に、田中達也を1トップに据えると、2列目には右からエスクデロ セルヒオ、ポンテ、相馬崇人と並び、ボランチには田中マルクス闘莉王と鈴木啓太。最終ラインでは阿部勇樹が坪井慶介とセンターでコンビを組み、右SBに細貝萌、左SBには平川忠亮が入った。

 しかし、このフレッシュな組み合わせも、前半は完全に機能不全。「(攻撃力を買ってくれての攻撃的起用は)ありがたかったが、戸惑いもあった」という相馬は不慣れなポジションに持ち味が半減し、「サイドに開きすぎた」というエスクデロも得意のドリブル突破は影を潜めた。

 1点ビハインドで迎えた後半も、浦和のエンジンのかかりは悪かった。原因は、全体的な(とくに前線の)動き出しの遅さに加えて、ビルドアップでの単純なミス。中盤では、ボランチの闘莉王がパスミスを繰り返せば、鈴木の消極性も目に余った。
 それでも66分、闘莉王とエスクデロが立て続けにチャンスを迎えると、スタジアム全体の雰囲気が一変し、一気に攻撃のスイッチが入った。そして1分後、右CKからのこぼれ球を相馬が拾い中央へクロスを送ると、これをファーサイドで受けた闘莉王が胸トラップから強烈なシュートを逆サイドに叩き込み1対1。その数分前まで、中盤でブレーキとなっていた闘莉王だが、まさに気合いのボレーで相手ゴールネットを揺らした。

 同点に追いつき、勢いづく浦和の攻勢はなおも続く。守勢に回った清水をゴール前に釘付けにし、逆転は時間の問題かと思われた。
71分には、奪ったボールから鋭いショートカウンターを繰り出し、ポンテから田中達と渡って、最後は田中達がGK山本海をかわしてシュート。しかし、清水のDF陣も集中を切らさず、3人が体を張ってゴールラインだけは割らせなかった。
そして、迎えた82分。流れは完全に浦和のモノだったが、中盤で不用意にボールを失うと、清水に速攻を許す形となり、一気にゴールまで運ばれてしまった。
「勝ちにいったなかでやむを得ない」。ミックスゾーンでは、そんな声が多くこぼれてきたが、一連の流れを考えれば、浦和にとっては痛恨の失点となってしまった。

 対して、清水は見事な戦い方で、敵地で価値ある勝利を手にした。「最高の戦いができた」。長谷川監督の表情が何よりも、そのことを物語っていた。

 2ゴールは、いずれも兵働昭弘の左足のアシストから生まれたファインゴールだった。21分、右サイドでボールを持った兵働が中央のスペースにふわりと浮かせたボールを送ると、中央に走り込んだ枝村匠馬が右足を振り抜き先制。決勝弾は82分、ゴール前にドリブルで持ち込んだ兵働がDFを引き付けると、スルーパスを受けた矢島卓郎が角度ないところから強烈なシュートをニアサイドに突き刺した。

 後半は守勢に回る時間が多かったが、それでも高木和道と青山直晃のセンターバックを中心とした守備が踏ん張り、最終的には失点を1に抑えた清水に軍配が上がった。終盤は浦和の奮闘もあったが、結果は妥当なものだったといえるだろう。

以上
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