11月23日(日) 2008 J1リーグ戦 第32節
神戸 1 - 1 F東京 (13:00/ホムスタ/13,010人)
得点者:15' 田中英雄(神戸)、83' カボレ(F東京)
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ゲームの内容からすれば、神戸にとっては失った勝点2、F東京にとっては拾った勝点1だと言えるのかもしれない。
前半から完全に神戸のペースだった。守っては、F東京が得意とするサイド攻撃を完全に封じ、攻めては相手がワイドに開いたことで生まれる中盤のスペースを効果的に使って攻撃の形を作り出した。F東京のイージーミスが多かったことにも助けられた部分はあったのかも知れないが、いずれにせよ、相手選手に、ボールに厳しく、激しいプレッシャーをかけつつ、攻守にわたって意思統一の感じられる戦いを繰り広げたのは神戸だった。
という内容を思えば、15分の先制点も当然のゴールだったと言える。カウンターからFW大久保嘉人が攻め上がるも、相手選手と接触し転倒。そのまま前線に流れたボールをFWレアンドロが持ち込み、ゴール前中央からシュートを放つ。これは相手DFに当たってしまったが、右にこぼれたボールにMF田中英雄が詰め、再びシュート体制に入る。「そのまま打とうと思ったけど、相手も食いついてきたので、切り返して打ちました」とは試合後のMF田中。うまく相手DFを交わし体勢を整えた中でも、左足でのシュートはうまくコースを突いて先制点となった。
この先制点以降も大きくバランスを崩すことなく攻守に落ち着いてゲームを運んだ神戸。ただ、先制以降、何度かあったシュートチャンスを決め切れない。それは後半に入ってからも変わらず。後半はセカンドボールを拾えるようになり、得意のサイドを崩した展開からリズムを引き寄せる時間が増えたF東京に対して、集中力の感じられる守備で対応しながらも、カウンターから好機を見出すが、F東京の必死のディフェンスもあり、2点目が奪えない。FW大久保嘉人やFWレアンドロを中心にした攻撃は形こそ作り出すものの、フィニッシュに精度がない。
そんな中、一瞬の隙を突いてゴールを奪ったのはF東京だった。83分、神戸DFがクリアしたボールを拾ったDF長友佑都がゴール前中央のFW赤嶺真吾へパス。少し貯めて左に流したパスをFWカボレが受け、左足で冷静に流し込み同点弾を決める。となれば、当然『勝点3』を欲しい両者は俄然、ヒートアップ。激しく攻守が入れ替わる展開の中で、ゴールを目指すも、互いにゴールが遠い。特にロスタイムが5分と表示されてからの神戸のゴールへの意欲はすさまじく。人数をかけて怒濤の攻撃を仕掛けるが、F東京もGK塩田仁史を中心に必死に身体を張り、ゴールを許さない。という流れの中でロスタイムは5分を過ぎ、結局1−1のまま試合終了。内容的には相手を上回りながらも、獲るべきチャンスをものにできず、神戸の連勝は5でストップし、順位もあげることができず。対するF東京も連勝は2でとまり、3差にせまっていた首位との勝点差が再び5に開く結果に。終盤のラストスパートの中で、順位アップを目指す両者にとっては、悔しいドローとなった。
以上
2008.11.23 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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