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【J1:第27節 柏 vs 川崎F】プレビュー:今季4度目の激突。国立決戦で笑うは柏か川崎Fか・・・(08.09.27)

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9月27日(土)J1 第27節 柏 vs 川崎F(19:00KICK OFF/国立
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 目標の勝点55獲得を見据える柏と、奇跡の逆転優勝を信じる川崎Fの一戦が、国立競技場で幕を開ける。ともにしばらく勝利から遠ざかってしまっている現状(柏:4分4敗、川崎F:2分1敗)なだけに、目の前の一戦で勝利の美酒に酔いしれたい気持ちに大差はない。勝負はハイテンションのぶつかり合いの末に決定しそうな気配である。

 そんな両者の対決は、ヤマザキナビスコカップでの激突も含めて今季4度目となる。ホームの柏にとっては1勝2敗と負け越している相手だけに、この試合で星を落とすわけにはいかないところ。そんな川崎F戦を楽しむ上での参考になるものとしては、鹿島戦に続いてシュート数が挙げられる。最近5試合の数字を眺めるだけでも、柏41本(8.2本/試合)に対し、川崎Fはダブルスコアを超える92本(18.4本/試合)と、両者のスタイルの違いが如実に現れる。そして、ここでは両チームが直接対戦した今季3試合のデータを見比べてみたい。

 まず、今季最初の対決となったナビスコカップのグループリーグ第3節では、柏6本に対して川崎F18本で柏は0対3の完敗を喫した。柏が2対3で競り負けたJ1第8節の2試合目は、柏10本で川崎F18本。そして、柏が3対1で唯一の勝利を収めた3試合目のナビスコ・グループリーグ第4節では、柏11本で川崎F12本である。少々乱暴な構図ではあるが、3試合での平均と白星を飾った3試合目を参考とすれば、柏勝利への近道のボーダーラインは川崎Fのシュート数を15本以下に抑え、自チームのシュート数を10本以上に増やすことにありそうだ。

 自らのシュート数を増やし、相手チームのシュート数を減らす。勝利の確率を上げる上では当然の指標となるものだが、強力アタック陣を軸とした川崎Fの波状攻撃が柏を押し込んでいく姿は容易に想像できるだけに、柏にとってはあとはいかにカウンター連発の展開に持ち込めるか。柏の4−4−2と川崎Fの4−3−3というシステムを見れば、勝負の行方は必然的に中盤での主導権争いに委ねられることになりそう。つまりは、川崎Fの両ウィングと両サイドバックの狭間で、太田圭輔とアレックスがいかに自由を謳歌できるかが鍵となる。

 川崎Fの攻撃のねらいとしては、前線での溜めからのサイドへのシンプルな展開という形がひとつ挙げられるが、柏にとってはここでの防御が攻撃へのスイッチとなるだろう。相手をサイドに追い詰めてからボールを奪取し、藏川洋平の飛び出しや大谷秀和のフィードからボールが前線へと運ばれたとき、太田とアレックスは確実に数的優位を保って進撃することになる。今季無失点試合が4試合しかない川崎FDFの隙を効率的に突くことができれば、自然とシュート数は増加し、試合の流れは柏に傾いていくことだろう。

 とはいえ、川崎F自慢の攻撃を受ける柏も第17節に大宮を完封して以来、8試合連続失点中。鹿島戦で手ごたえをつかんだように、相手へのプレスのタイミングを調整することで自信を取り戻しつつある柏ではあるが、川崎Fが前線になだれ込んでくるプレッシャーは脅威となる。仮にサイドでの攻防で後手を踏むようだと、反撃の機会は限られたものになることは間違いなく、逆に川崎Fにとってはここのところ待ち望まれる大量点の可能性も出てくることになりそうだ。特に石崎信弘監督のもとでかつてコーチを務めた高畠勉監督は相手指揮官を知り尽くすだけに、その采配にも注目したい。

 勝てば目標まで残り勝点19となる柏と、上位に食らいつくことができる川崎F。冒頭で述べたように、現在両チームは自分たちの目標に向かい、何度も壁にぶつかりながらも一心不乱に歩を進めている。国立の空間で繰り広げられるのは、諦めを知らない者同士の信念と信念とのぶつかり合い。激闘が突如として生み出す興奮はそこにいる人間にしか味わえない特権だけに、ぜひ多くのサポーターの方にスタジアムまで足を運んで欲しい。

以上
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