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【J2:第38節 徳島 vs 愛媛】徳島サイドプレビュー:クラブの威信を賭けて戦う徳島。今季最後の四国ダービーで愛媛に借りを返せるか!?(08.09.27)

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9月27日(土)J2 第38節 徳島 vs 愛媛(16:00KICK OFF/鳴門大塚
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現在の順位を見れば、徳島が最下位、愛媛はその僅かひとつ上の14位…。どちらも節を追って白熱している昇格レースにはほど遠く、今季もうそれに加われないのは明らかである。そして、リーグのボトム2をこの両チームが占めてしまっているのは四国のサッカーファンにとって非常に寂しい現実としか言い様がない。四国のサッカー熱をアップさせるためにも、一刻も早い両チームの前進が望まれるところだ。

しかし、である。この状況も視点を変えれば今節の戦いの見所をハッキリひとつに絞らせる要素になると言えよう。もう勝点計算などの関係ない、純粋な意地と意地、誇りと誇りのぶつかり合い。そう見ることが出来、大いに注目できるのではないだろうか。

特にホーム徳島にとってすれば今節の一戦はまさにクラブの威信を賭けた決戦と言える。今季これまで2度の対戦にいずれも敗れ、チームのプライドをズタズタに引き裂かれたのだからこのまま引き下がるわけにはいかないはずだ。自らのため、またサポーターのためにも必ず借りを返さなくてはならない。

そしてその大一番を控えた徳島の選手たちは皆、メンタル面の重要性を口にする。この戦いの明暗を分けるのが勝利への強い気持ちということを誰もが十分認識しているのだろう。中でも過去幾度もの四国ダービーを経験してきたMF大島康明は「JFL時代から同じ四国のチームとして、絶対に負けられない気持ちと気持ちのぶつかり合う試合です」と、これまで以上に引き締まった鋭い表情で話してくれた。またそれはもちろん美濃部監督も強調。「今節はダービーマッチ、そして愛媛はひとつ上の順位にいるチーム。絶対に負けられない。選手、スタッフ一丸となって闘いますので、どうか最後までご声援をよろしくお願いいたします」とサポーターに向けても共闘のメッセージを発信し並々ならぬ意気込みを表している。

ただ、そのように高いモチベーションの徳島だが戦力的な不安があることも事実。まず守備面においては今節も松本昂聡がまだ間に合いそうにない。ディフェンスリーダー西河翔吾が出場停止から戻って来るとは言え、前節では守備陣にやや落ち着きが感じられなかっただけにどんな場面でも冷静さを見せる松本の対応力が必要と思われたのだが。さらに攻撃面でもチームは重要なピースを欠くことになりそうだ。前節水戸戦で負傷退場したアンドレジーニョの出場はやはり難しい気配で、もし不在となれば彼のドリブルがなくなり攻めのバリエーションが減少するのは否めない。課題であるアタッキングサードでの仕掛けに苦労するであろうことが予想される。

とはいえ、やはり今節迎える一戦は四国ダービーであり、徳島にとっては絶対負けの許されない戦い。抱える状況が如何に厳しくとも選手たちは全員の持てる力を全て結集し立ち向かわなくてはならない。今こそが最大の団結を見せる時となろう。対する愛媛が前節広島に敗れながらも自信に繋がる形のゴールを挙げ、チームとしてひとつのキッカケを掴んだように思われることから厳しい戦いを強いられるだろうが、このダービーマッチを制すれば得た勝利は成長への大きな追い風ともなるのだから。

選手、スタッフ、サポーター、それぞれの緊張も高まってきているに違いない。今季最後の四国ダービー、徳島が決死の覚悟で挑む戦いがいよいよ目前に近付いてきている。

以上

2008.09.26 Reported by 松下英樹
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