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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs アル・カラマ】レポート:“ACL男”山崎雅人が2試合連続ゴール!さらにロニーの追加点でアル・カラマの息の根を止める(08.09.25)

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9月24日(水) AFCチャンピオンズリーグ
G大阪 2 - 0 アル・カラマ (19:00/万博/9,656人)
得点者:83' 山崎雅人(G大阪)、85' ロニー(G大阪)

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 選手も、そしてサポーターも待ち望んでいた、ホーム・万博スタジアムでの白星は、ACL準決勝進出を決める歴史的な1勝だった。

 前半からボールポゼッションに勝るG大阪が優位に試合を運んだ。FWルーカスはケガで離脱、MF二川孝広も大事をとってベンチスタートとなったものの、肝機能障害から復帰後初先発となったFW播戸竜二やMF寺田紳一がすんなりとゲームに入ったことで、組織力ダウンは見られず。前線からの守備意識の高さをうかがわせながら、攻めては人とボールを動かして相手に揺さぶりをかけていく。

 ただし「前半は時間を使うだけのポゼッションになった(西野朗監督)」こともあり、『ゴール』という部分では迫力を欠いた展開に。30分にはMF寺田紳一のミドルシュートがバーを叩き、そのこぼれ球につめたFW播戸竜二のシュートもバーを叩いて…という惜しいシーンも見られたが、大きな決定機はさほど作れなかったという印象。 それでも「攻撃の意識があったから前半から支配できたのだと思う」という試合後のDF加地亮のコメントにもあるように、決して守りに入ることなく、攻撃への意識高く試合に入り、精力的に動き回ったことが相手の疲労を誘ったのは明らか。実際、それは後半の戦いに大きく反映されることになる。

 0−0で迎えた後半。1戦目の結果(1-2)により、2点以上を奪わなければ準決勝には進めないアル・カラマが点を獲りに出てくることも予測されたが、前半、G大阪が打ち続けた『ジャブ』のダメージは大きく。アル・カラマの運動量は一向に上がってこない。結果、G大阪が前半同様、立ち上がりからボールを支配し、優勢に試合を進めていく。それでもなかなかゴールをこじ開けられないG大阪は63分、FW播戸に代えてFW山崎雅人を投入。さらにMF寺田に代えてMF二川孝広を投入すると、一気に試合が動く。

 先制点は83分のことだった。FWロニーからの絶妙のスルーパスに反応したFW山崎雅人はゴールライン際でボールを受けると「最初は中に誰かいるかなと思ってみたんですけど、誰もいなかった」こともあり、シュートを選択。難しい角度から右足を振り抜いたシュートは、ホームサポーターが陣取る目の前のゴールにきれいに吸い込まれていく。これで勢いづいたG大阪はその2分後の85分にもゴール前中央で、MF二川孝広のスルーパスに反応したFWロニーが豪快に左足を振り抜き、追加点。西野監督の采配が的中する中で、相手の息の根を完全に止める『ゴール』を決めて2-0とし、準決勝への切符を掴みとった。

 1戦目で内容的にも圧倒し、勝利も手にし、『アドバンテージ』を持って挑んだ2戦目。その『アドバンテージ』があるが故に、ともすれば『油断』が生まれないかが心配されたが、この日のG大阪は90分を通して隙のない、安定した戦いをみせた。それを支えたのは組織力。『勝って準決勝にあがる』という意思統一のもと、個々が連戦をものともしない運動量を示し、役割に徹し、『攻撃』に対する共通理解を持って戦い抜いた。それは、勝てない時期、一時は失いかけていた『自信』を完全に取り戻したことを証明する姿でもあった。

以上


2008.09.25 Reported by 高村美砂
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