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【J1:第26節 大分 vs 札幌】レポート:試合終了間際に二転三転した試合を制した大分。勝利の執念が勝り、リーグ戦13試合負けなしを更新。(08.09.23)

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9月23日(火) 2008 J1リーグ戦 第26節
大分 3 - 2 札幌 (13:05/鴨池/9,376人)
得点者:57' エジミウソン(大分)、67' アンデルソン(札幌)、87' ウェズレイ(大分)、89' 西大伍(札幌)、89' エジミウソン(大分)
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大分の諦めない気持ちが勝利を呼び込んだ。アディショナルタイムの4分。2−1でリードした大分が札幌の執念の一撃で同点に持ち込まれた。勝点2を取りこぼしたかに思えたが、大分の選手は誰一人として勝利を諦めていなかった。終了間際の1プレー。CKのこぼれ球をエジミウソンが押し込み、劇的な勝利を呼び込んだ。これでリーグ戦13試合負けなし。大分の勝負強さをみせつける試合となった。

前節、同じ降格圏内にいる千葉に破れ崖っぷちに立たされた札幌は、攻守のキープレーヤーであるFWダヴィとDF箕輪義信を欠く苦しい布陣で臨んだ。だが、この状況が選手を振るい立たせたのか、序盤から高い位置でプレッシャーをかけ、大分のミスを誘発し主導権を握った。大分としては、前半相手の出方を受け止め、そこから自分たちのペースに持ち込みたかったが、ビルドアップの段階で札幌のプレスにかかりペースをつかめないでいた。ただ、札幌に主導権を握られるものの、決定的なチャンスはほとんど与えなかった。唯一のピンチとなった前半31分。ペナルティエリア内の間接FKもがっちりゴールマウスを固め、無失点で前半を終える。

後半の立ち上がりは、いつものように最終ラインの短いパス回しでリズムが出始めた大分は、ポゼッションを高めていく。徐々に左サイドの鈴木慎吾が起点となる得意のパターンでチャンスをつくる。セカンドボールも拾う場面が多くなり、完全にボールを支配する展開となる。すると57分、札幌のクリアボールを拾った金崎夢生がミドルシュートを放ち、ポストに当たったボールをエジミウソンが押し込み先制。リーグ最小失点を誇る大分にとって最高のアドバンテージとなるはずだったが、後半に入っても運動量の落ちない札幌の粘りが実った。67分に大分の不用意なバックパスをアンデルソンが頭で押し込み、試合を振り出しに戻したのだ。

そしてここから試合終了間際の攻防がはじまる。87分に大分のウェズレイが2試合連続となるFKで再びリードすると、アディショナルタイムに西大伍がふたたび同点となるシュートを決める。だが、大分の勝利に対する強い気持ちは札幌より勝っていた。「我々が勝てたのは、最後の1分、1プレーまで勝利を信じてプレーしたこと」とシャムスカ監督が振り返ったように、大分の選手は全員、勝利を信じ攻め続けた。「運は頑張っているチームに転がってくる」と試合前に話したのは鈴木。その言葉通り、最後の1プレーで奇跡が起きた。鈴木のCKを混戦のペナルティエリア内で高松大樹が合わせ、札幌GK佐藤優也がはじいたボールがエジミウソンの前に転がり、再び押し込んだ。試合終了間際に二転三転した試合だったが、最後は大分が勝負強さを発揮し勝利した。一方、札幌は今節も最後の勝負所で力負けし、降格という現実が厳しさを増した。

以上

2008.09.23 Reported by 柚野真也
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