9月23日(火) 2008 J1リーグ戦 第26節
新潟 3 - 2 神戸 (14:05/東北電ス/32,208人)
得点者:54' マルシオリシャルデス(新潟)、64' 吉田孝行(神戸)、69' 田中亜土夢(新潟)、78' 田中英雄(神戸)、84' 矢野貴章(新潟)
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新潟が接戦の末、神戸を3-2で振り切った。先制しては追いつかれる展開になり、2-2で迎えた後半39分、FW矢野貴章が決勝点を奪った。神戸は2度追いつく粘り強さを見せたが、勝負を決める得点を奪えず、逆に献上する形になった。
接戦に決着をつけたのはエースの一発だった。2-2で迎えた後半39分、左サイドから新潟・松下年宏がクロスを入れる。低い弾道。矢野は迷わず頭から飛び込み、ヒットすると同時に斜め後方に流す。ボールはマウスの右隅にきっちりと収まった。
「亜土夢が決めていたので、自分も取らなければならないと思っていた」。この試合、先制点は後半9分、マルシオ リシャルデスがオーバーヘッドで決めた。1-1にされた後の2点目は、出場停止のアレッサンドロに代わってFWに入った田中亜土夢。24分、体勢を崩しながらも、ループ気味に押し込んだ。ともに気持ちがこもり、ためらわずに決めた得点。「自分も」という気持ちは自然と強くなっていた。
それまでなかなかシュートチャンスがなかった。だが、この場面、相手DFがフリーになるスペースを作った。そこを逃がさなかった。「前が空いていたので、そこにうまく入ることができた」。ニアに走り込んでの豪快なヘディングにスタジアムは沸いた。ここ4試合で3得点。次第にエンジンがかかってきた。「自分が取らなきゃという気持ちが強いし、得点しないと勝てない」。中位から下位もまだまだ混戦状態。得点への意欲をむき出しにした矢野が、新潟をステップアップさせる。
神戸は粘り強く戦った。後半に先制点を奪われた10分後、後半開始から出場のFW吉田孝行が、相手DFのミスを突いて同点ゴール。1-2で迎えた後半33分には、レアンドロが左サイドで相手DFをひきつけ、スルーパス。途中出場のMF田中英雄がミドルシュートで決めた。アウェイで2度リードされながら追いついた。しかも得点したのは途中出場の2人。勢いは失わなかった。「失点後も下を向かずに闘った」。吉田が言うように、集中力も切れなかった。
ただ、自分たちの流れになったときに得点できなかった。後半の立ち上がり、吉田、レアンドロのシュート、サイドから崩しての攻撃と、新潟を押し込んだ。その時間帯に先制できず、逆に得点を与えた。「いい時間帯に取れなかったことが大きかった」。攻撃の多彩さでは引けを取らなかっただけに、先手を奪えなかったことが悔やまれた。
新潟は攻撃陣が流れの中で3得点。MF松下年宏が矢野と田中のゴールをアシスト、左サイドバックの松尾直人がマルシオ リシャルデスの先制点をアシストと、狙い通りの攻撃の形から得点が生まれた。次節、それを継続することが混戦脱出のポイントになる。神戸はこれで6戦勝利から遠ざかった。攻撃と守備のバランスの調整が課題になった。
以上
2008.09.23 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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