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【J1:第25節 大宮 vs 浦和】レポート:約1時間の中断を挟む豪雨のダービー、大宮は浦和に完敗を喫した(08.09.22)

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9月21日(日) 2008 J1リーグ戦 第25節
大宮 0 - 1 浦和 (18:00/NACK/13,559人)
得点者:27' 高原直泰(浦和)
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大宮にしてみればここ3試合、分の良い相手だった。1勝2分は強豪チームを相手にした数字として、現実的に決して悪い数字ではない。
そして、ここ3試合、分の良いスタジアムだった。この浦和戦でなんと4戦連続豪雨にたたられているNack5スタジアム。7月の清水戦に始まり、G大阪、横浜FMと同じようにスリッピーなピッチで戦ったこの3戦は2勝1分。数字的には勝利に近いと思いたい試合だった。だが、終わってみればスコア以上に、実力差を感じさせられてしまう0−1の敗戦。藤本主税が「面白くない試合をしてしまいすみません」と、下を向いた姿は印象的だった。いつもに比べて静かで、時間的にも短く終了してしまったミックスゾーン(選手、監督を取材するエリア)がこの敗戦のショックを物語っているように感じられた。

試合の立ち上がりは決して悪くはないように見えた。だが、大宮だけでなく浦和も立ち上がりには手ごたえを持っていた。それだけに開始13分での雷雨による中断には、浦和の選手たちは猛抗議を見せた。57分間の中断が試合の明暗を分けたかもしれない。この中断の間に樋口監督は守備面を修正、「ポンテをフリーにしているところへの修正をした。それがネガティブに捉えられたか全体が下がり気味になってしまった」と悔しそうな表情を樋口監督は見せた。
一方の浦和は今季鹿島戦で、試合中の中断を経験している。その時は中断明け直後に失点を喫していることもあるのか、この日は非常に冷静に中断の空けた時間帯を迎えているように見えた。
この日唯一の得点は試合が再開した直後に生まれた。27分、相馬崇人のタイミングを計った絶妙なスルーパスに高原直泰が抜け出す。高原は飛び出したGKを一旦交わした後、股を抜きグラウンダーのシュートを突き刺した。
ハーフタイム、樋口監督の檄が飛んだ。「相手よりも日程的にアドバンテージがあるのにハードワークできてない。戦って来い!」
たしかに前半の大宮はどこか足取りの重い戦いぶりを見せていた。「プレッシャーが空回りしているのか、あれどうしてうまくいかないんだろうという感じだった」と斉藤雅人も振り返っているように、相手の勢いに翻弄されていた。浦和にしても負けられない試合だった。「ダービーではあるがリーグ戦の一試合」というコメントが聞かれてはいたが、このところ勝てていない大宮を意識しないわけには行かなかったはずだ。そして先週ACLのアウェイ戦を戦っており、当然ながら肉体的にはハンディがあった。だからこそ、体力が落ちる後半を迎える前にと猛攻を前半から仕掛けてきた。それだけに大宮と浦和の動きの差は歴然としていた。指揮官の檄はそれを指摘していた、ということだ。
後半に入ると大宮は建て直しに成功。中盤のシステムをトリプルボランチプラストップ下の形や、ダイヤモンドと時間帯によって変えながら相手ゴールを狙った。前半には見られなかった相手ディフェンスのウラへの飛び出しなどもの、内田智也の投入などで徐々に見られるようにはなった。だが、実際にゴールを脅かすところまでは行かなかった。クロスを上げても、中からせめても最後の最後は闘莉王を中心とした鉄壁に守備を破ることが出来なかった。試合運びから、個の力まで正直なところ浦和の強さを感じないわけにはいかなかった。Nack5スタジアムに初めて浦和を迎えたこの日、悔しい悔しい敗戦を喫してしまった。

「後半、選手たちが戦う姿勢を見せてくれたことをポジティブに捉えたい」と樋口監督は、前をむいた。幸いなことに、今週はミッドウィークの試合がない大宮。その上次節もホームでの試合だ。どうにか、修正を図り前進していくしかない。
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