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【J2:第37節 福岡 vs C大阪】プレビュー:どんな状況に追い込まれようと、やることは変わらない。1戦必勝態勢でC大阪を迎え討て!(08.09.22)

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9月23日(火)J2 第37節 福岡 vs C大阪(19:00KICK OFF/レベスタ
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 J1昇格レースも大詰めを迎え、開幕以来首位をひた走ってきた広島が、今節の結果によっては自動昇格権が与えられる2位以内を確定させる(条件はこちら)。しかし、混沌とした2位以下の争いは例年以上で、それは既に最終クールの半分が過ぎようとしている今でも変わらない。安定した戦いを続けていると見られている山形でさえ、第3クールに入って6試合を消化して勝点を9しか伸ばせず、3位の座も、勝点で見れば第3クールで10しか伸びていない。

 その状況は、追いかける立場の福岡にとっては追い風とも呼べるのだが、肝心の福岡に勝ちきる力がない。第3クールは1勝3分2敗。せっかくの好機を生かせずにいる。攻守にわたってディテールへのこだわりを求めてトレーニングを積んでいるが、改善の兆しは見えこそすれ、結果に反映するには至っていない。しかし、このままズルズルと後退することだけは許されない。まずはホームで迎えるC大阪戦をきっかけにして、上位陣を追走したい。

 福岡にとって気になるのは、ここのところチームの勢いに陰りが感じられることだ。特に第34節の仙台戦、第36節の草津戦では、ともにゲームの入り方に問題が生じ、自分たちのサッカーを発揮しないままにゴールを奪われている。いい準備をして試合に臨むものの、それがチームの力として発揮されていない。残り試合が少なくなる中、無言のプレッシャーがチームを襲っているのかもしれないが、まずは自分たちが求めているサッカーを表現することに専念すべきだろう。

 ファーストディフェンダーを素早く決めてアプローチのスピードを上げること。その動きに合わせて周りが連動すること。正しいポジショニングから守備をスタートさせること。攻守の切り替えを速くすること。篠田善之監督が就任以来、口にし続けることを、どこまで徹底できるかがカギを握る。残された時間の中では抱えている課題のすべてを修正することは難しいが、だからこそ、基本というべき部分にこだわりたい。そして、たとえミスがあろうとも、見ている者に気持ちが伝わるプレーをし続けること。それがいまの福岡にとっては最も重要なことだろう。

 一方のC大阪は、第3クールに入って3勝2分と負けなし。順調に勝点を伸ばして、2位山形との勝点差を6、3位との差を3まで詰めてきた。前節の山形との直接対決は引き分けに終わったが、残り試合を9つ残しており、十分に逆転2位以内の可能性を残す。しかし、それも自分たちが勝ち続けることが条件。中2日で迎えるアウェイでの試合は決して簡単ではないが、対戦成績で5連勝中という相性のいい福岡相手に必勝態勢で臨む。

 C大阪の最大の強みはJ2では3番目に当たる攻撃力。中へ絞ってプレーする香川真司と乾貴士の両MFと、カイオ、古橋達弥の4人がポジションを入れ替えながらボールを回し、サイドの空いたスペースを両SBが駆け上がって、中盤の底からジェルマーノがフォローする。その攻撃は分厚い。特に、香川、乾の2人が織りなすコンビネーションは要注意。そして、第32節から復帰した古橋の正確なキックはセットプレーでの大きな武器だ。

 その一方で、前がかりになった裏を取られて失点するという課題も併せ持ち、失点48はJ2では8番目の数字。また、山形戦では、2ndボールの奪い合いで後手を踏んだことや、横パスやバックパスが増えて攻撃が停滞してしまったことも修正要素と言える。しかし、これまでの戦いを見る限り、攻守のバランスを整えるというよりも、攻め勝つのがC大阪のスタイル。福岡との戦いでも、その姿勢を強く貫いてくるはずだ。

 福岡が勝利するためには、香川、乾の2人に自由を与えないこと、両サイドと2ndボールの攻防で優位に立つことが条件。そのために、選手層が厚い中盤をどのような構成にするのか、そして、流れを変える選手として切り札的な活躍を見せる田中佑昌、中払大介の2人をどのタイミングで使うのか、篠田監督の采配に注目したい。
 そして、ベンチ内外の選手、サポーターを含めて総力戦で臨むことも絶対条件。選手のプレーがスタンドを引き込み、スタンドからの声援が選手に力を与える、そんな関係の中で戦いたい。今の福岡に残された道は一戦必勝。ひるむことなくぶつかりたい。

以上

2008.09.22 Reported by 中倉一志
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