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【J1:第24節 F東京 vs 大宮】プレビュー:パスサッカー志向の両者が激突。大宮伝統のゾーンディフェンスを崩す、F東京の新たなゲームプランに注目(08.09.13)

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9月13日(土)J1 第24節 F東京 vs 大宮(18:00KICK OFF/味スタ
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 今節はリーグ上位6チームが対戦する。7位のF東京と、9位の大宮にとっては上位進出に向けては落とせないゲームとなる。トップグループをうかがう両チームの対戦は、明日18時、味の素スタジアムでキックオフする。

「大宮は自分たちのスタイルに徹しているチーム。僕はそれに対し、強いリスペクトの気持ちを持っている。ある意味で僕らと似た志向を持っているからこそ、絶対に負けたくない相手」(城福監督)
 大きな枠組みにおいては、パスを繋ぐサッカーを目指す両者に多くの共通点を見出すことができる。F東京と、大宮が抱える課題もまた似ている。アタッキングサードまでのボール運びは今季、互いに格段の進歩を見せてきた。そして、そこからの崩しが両チームに与えられた難題だ。大宮はFWデニス・マルケスの個人の打開力に依存することが多く、F東京も最後はFWカボレのスピードに頼る場面が多く見られた。今節は2週間のリーグ中断を利用した準備期間で、どこまで攻撃のバリエーションを深められたかの披露の場となる。大宮は長身FWのラフリッチを加え、サイドからのクロスに光明を見出そうとしている。それに対し、F東京はさらに前線の活動量を増やして、攻撃の幅を広げることに苦心している。時間がかかるのはおそらく後者だろう。F東京はそれに見合う人材として柏からFW鈴木達也を獲得したが、「細かい局面ではまだズレが生じている。さらに詰めていく必要がある」と、鈴木が話すように完全にフィットするまでは数試合の実戦経験が必要なのかもしれない。

志向の近い両チームだが、自分たちのサッカーに徹するという点においては、大宮のほうがより明確な方針を打ち出したチームだといえる。パスを繋ぐ意識が高く、組織的な守備も確立されている。自分たちのサッカーに迷いがないという印象を強く受ける。だが、裏を返せば、全てが確立されているからこそ、対戦チームにとっては対策を練りやすいという危うさもそこには潜んでいる。前回の対戦では、F東京が3-0と大勝した( /jsgoal_archive/result/2008/0503/20080100010320080503_detail.html )。大勝の要因は、大宮のゾーンディフェンスを逆手にとり、ロングボールを効果的に使った攻撃を得点に繋げたことだった。「もし自分たちと対戦するならば」という問いに対し、城福監督は「まったく違った戦い方をすることは1つの手だと思う」と答えたことがあった。「同じような戦い方のチームなら、練習で何度も経験することができるから慣れも生まれてくる。ただ、まったく違うことをやれば、対応することは簡単ではない」という見解だった。それが、前回の対戦でロングボールを使うゲームプランの根本にあったのは間違いない。だが、大宮もロングボールへの警戒を強めているだけに、新たな策が必要となる。
「(大宮の)8人のブロックを打開するための対策もやってきた。どうやってカボレを活かすのかもその1つ。カボレがいい状況でボールを持てば、攻撃のスイッチとなる。それに、相手がカボレを警戒してくれば、他でコンビネーションで崩す場面も出てくる」(羽生直剛)
攻撃では大宮のゾーンディフェンスに対し、いかにスペースを見つけるかが大きな鍵となる。守備では今節、高さに強いDF佐原秀樹が累積警告で出場停止の穴を埋めなければいけない。DF藤山竜仁を入れる他に、ラフリッチの高さに対してMF今野泰幸を1列下げるパターンも試していた。似た志向を持つ大宮相手にF東京が準備するゲームプランは要注目だ。

以上


2008.09.12 Reported by 馬場康平
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