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【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 清水】G大阪側レポート:前後半立ち上がりの失点が響き、連覇への道はベスト4で断たれる。(08.09.08)

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9月7日(日) 2008 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 2 - 3 清水 (19:00/万博/9,103人)
得点者:3' 山本真希(清水)、11' ロニー(G大阪)、46' 枝村匠馬(清水)、55' 枝村匠馬(清水)、79' ルーカス(G大阪)
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 「勝たなければいけない」
 その思いのもと迎えた第2戦。アウェイの地で奪った第1戦のアウェイゴールも、この第2戦で先手をとることでより威力を発揮する。誰もがそう感じて迎えたキックオフだったはずだ。にも関わらず開始わずか3分で清水の山本真希に先制弾を許し0−1。更に、移籍後初先発となったFWロニーのゴールで同点とした中で迎えた後半も、同じ状況。スコアからしてもアウェイゴールを先に奪われれば、より厳しい状況に置かれるだけに、まずは無失点で、という意識で迎えた後半だったはずが、開始からわずか1分で、MF枝村匠馬に決められ1−2。
そして「2点目が入った時点ではまだ取り返せるという思いもあった (DF加地亮)」はずが、その勢いを更に止められるかのように55分にも再びMF枝村に決められ1-3とされる。
「前後半の立ち上がりが全て。先にとられて追う展開になるとどうしても力もいるし、失点しないことが一番最初にこないといけないはずなのに、先に失点してしまったことで苦しくなった」。

 試合後、DF加地の言葉が全てを物語る。第1戦を1−1で折り返した以上、2点目を先に奪われることの意味を全員が理解して試合を迎えていたはずだが、2点目、そして3点目の奪われ方を見る限り、共通理解のないまま戦っていたと言わざるを得ない結果に。守備の要であるDF山口智を欠く中での戦いは確かに厳しいものではあったとはいえ、これでは試合後のサポーターのブーイングにさらされても仕方がないだろう。

 それでも収穫を挙げるとするなら、FWロニーのゴールだ。移籍後、なかなかコンディション的にフィットが見られなかったFWロニーだが、ここにきて徐々に調子を上げている。この日、2トップを組んだFWルーカスとのコンビネーションも試合を重ねるごとに良く なっており、前線に新たなリズムも見出しつつある。加えて1−3という状況下となり、清水が殆ど前に出てこなくなったという状況もあったとはいえ、最後までゴールを目指した前がかりの姿勢を貫けたのも収穫の1つ。その中で奪ったFWルーカスによる2点目も、そうした姿勢が生んだゴールだった。

 ただ、「ガンバのいい部分が出ている時間帯がすごく少ないような気がする。連続して点がとれないことでリズムや勢いが出てこない感じもある」とMF橋本が振り返ったように、90分を通して相手を蹴倒すような、圧倒的な勢いを示せているのかといえば、決してそうでもない。いいプレーも、いい時間帯も全てが単発で、それによって全体がリズムに乗り切れないようにも見える。昨年までなら勢いになっていった自らの『ゴール』が、勢いになっていかないことも、それを顕著に示すものだろう。

 この結果を受け、ナビスコカップ連覇の目標はベスト4で断ち切られた。試合後の選手たちの表情を見る限り、暗いトンネルを抜け出すための足がかりにしたかった一戦で、より暗闇に突入した感も否めない。それでも試合は待ってくれない。すぐにJリーグも、そしてACLの戦いもやってくる。苦しくても、今はとにかく勝つことだけを目指して、どん欲に、泥臭く、戦い続けるしかない。

以上

2008.09.08 Reported by 高村美砂
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