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【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 清水】清水側プレビュー:条件としては不利だが、プラス要素の多い清水。ホーム以上に自分たちのサッカーをすることが、決勝進出へのカギとなる!(08.09.07)

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9月7日(日)ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 清水(19:00KICK OFF/万博
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 1-1でのアウェイゲームへの折り返し。普通に考えれば、ホームのG大阪がかなり有利な状況だが、清水側にはあまり苦しい立場に立たされているという雰囲気はない。
 なぜなら、今度の第2戦で清水が先制点を奪うことができれば、一気に優位な立場に立つことができるし、アウェイで先制点を奪うということに対して、それほどハードルが高いとは感じていないからだ。

 水曜日のホームゲームでは、開始10分に二川孝広のFKで先制点を奪われてしまったことは想定外だったが、その後はほぼゲームを支配。山本真希と枝村匠馬のユースコンビによるゴールで1点を返し、その後も攻め続けたが勝ち越し点を奪えないままドローという展開だった。
 守備面ではミスも少し目立ったが、攻撃面で多くのチャンスを作れたことが、チームに大きな手応えを与えている。前半はG大阪のボランチ・明神智和の壁に苦労させられたが、終盤はその明神をも消耗させ、セカンドボールを拾ってG大阪を圧倒。また、出場停止の兵働昭弘の代わりに先発した山本真が素晴らしいプレーを見せ、マルコス・パウロもチーム加入後いちばんと言えるほどのパフォーマンスを攻守に発揮したことによって、G大阪に対して中盤で優位に立ったことも大きな自信となった。
 フィニッシュの面では、FWの岡崎慎司や原一樹が決定的なチャンスをなかなか決め切れなかったが、そこさえ改善できればアウェイゴールもかならず奪えるはずだ。水曜日に欠場した西澤明訓も今度は出場できそうな見込みで、オプションはかなり増える。その西澤が、「今度の試合は最低1点が絶対条件なので、1つでも多く点が取れるようにしたい。打ち合い歓迎なんでね」と不敵に語るように、清水の攻撃陣は、非常に前向きなメンタリティーで決戦に挑むことができそうだ。

 清水が決勝に進むための条件を整理してみると、単純に勝てば決勝進出、負ければ敗退。また引き分けの場合は、0-0なら敗退、1-1なら延長戦、2-2以上なら勝利ということで、1点以上取りさえすれば勝機は大きく広がってくる。清水にとっては精神的に守りに入る必要がなく、迷いが生じにくいというのは、このチームの性格を考えるとプラスに捉えることができるだろう。
 0-0のまま試合が進んでも最後に1点取れば良いし、仮に先制されたとしても1点返せば、また精神的に優位に立つことができる。その意味でも、堅い守備をベースに速い攻撃でゴールを奪うという清水のスタイルは、この試合の戦い方としても適している。「勝つしかないのでアウェイということを考える必要はないし、本当にいつも通りのサッカーをやるだけ」(岩下敬輔)という考え方で、選手たちの意識も統一されている。
 長谷川監督も「相手にプレッシャーを与える状況というのは、どんな展開になっても作れると思っているので、よりプレッシャーがかかるような展開に持ちこみたい」と語っているが、そのためにも普段と同じ、つまり水曜のゲームと同じサッカーをすることが重要になる。
 ただし、ミスからの失点は禁物なので、その点は十分に引き締めていくことも欠かせない。それに関しては、センターバックの青山直晃、岩下、GKの山本海人(今度も先発濃厚)らに、さらなる連係と集中力の向上を期待したい。

 メンバー的にも、山本真の活躍により、復帰した兵働とどちらを先発にするか長谷川監督が頭を悩ませるほどで、大阪ダービーでG大阪と激しい戦いを繰り返してきた西澤の存在も頼もしい。G大阪が山口智の出場停止によって非常に苦しくなっていることと比べると、戦力面でもホームゲームのときより清水が有利になっている。
 唯一最大の不安要素は、2002年以降は公式戦で1勝2分5敗という万博記念競技場での勝率の悪さ。だが、選手たちは万博が特別やりにくいスタジアムと感じているわけではないし、そこは精神面の充実によって十分に補える部分だ。
 もちろん、プラス材料はいくつかあるが、やはりホームとは違うので簡単に勝てるゲームではないことも間違いない。だからこそ、わずかな油断も見せることなく、さらに勝利への意欲を高めて90分間(もしかしたら120分間)走り続け、昨年の山崎ナビスコカップ王者・G大阪を倒してほしい!

以上
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