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【J2:第34節 熊本 vs 水戸】プレビュー:前節ともに大敗した熊本と水戸。前からのプレスと早い攻撃が信条のチーム同士の対戦は、立ち上がりがポイント(08.09.07)

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9月7日(日)J2 第34節 熊本 vs 水戸(18:00KICK OFF/熊本
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 前節の結果( /jsgoal_archive/result/2008/0830/20080200030420080830_detail.html )は、第3クールに入って勢いをつけ、徐々に順位を上げて行こうという熊本の狙いを打ち砕くのに十分だった。8月に入ってからは1勝3分の無敗。横浜FC、福岡には追いつかれた形だが、C大阪とは追いついての引き分けで、この3試合で隠れていた“対戦相手のミスや精度の低さ”という幸運も、さすがに4試合続けて訪れることはなかった。甲府戦での大敗を受け、池谷友良監督は「運動量もスキルも、全てが1枚も2枚も上手。一からやるしかない」と話している。

 積極的な守備を掲げ、高い位置からプレスをかけるスタイルで臨んだシーズン序盤。そして、運動量やバランスを考慮し、ややリトリートしながらブロックを作って対応したシーズン中盤。さらにここへ来て、「初期の頃の勢いが欲しい」(池谷監督)と、高い位置からプレスをかけて攻撃につなげるべく、今週のトレーニングでは前からのアプローチとそれへの連動、そしてそのプレスを連続させることを改めて徹底した。

 ただもちろん、闇雲に奪いに行っても仕方がない。「取りに行く中でも、オーガナイズは必要」(池谷監督)、「全部は行けないから、1人目が行った時にどうスライドするか、話をまとめないといけない」(FW木島良輔)、「行くところとステイして遅らせる部分では、個々の判断が大事」(MF喜名哲裕)と、ゲームの流れを見ながら判断することは当然重要になってくる。だがそれでも、「とにかくボールに対してしっかり皆で寄せる」(DF河端和哉)という意識がなければ、前節のような結果を招いてしまう。

 対する水戸も、ここ4試合で勝ち星がなく、好調だった第2クールの勢いは影を潜め、勝点差は6と開いているが熊本と同じ16敗。とはいえ、第2クール以降、無得点だった試合はわずか3試合しかなく、得点ランキングでも5位につけているFW荒田智之をはじめ、赤星貴文や復帰した西野晃平、さらに前回の対戦( /jsgoal_archive/result/2008/0709/20080200030720080709_detail.html )でも2ゴールを許している堀健人など、攻撃陣は決して侮れない。中盤のパク チュホ、村松潤も寄せが鋭く、前節の広島戦でも前線から激しいプレスを見せ、敗れはしたが開始3分にリスタートから荒田のゴールで先制している。

 ともに高い位置からプレスを仕掛け、シンプルに攻めるという点においては、似たようなスタイル。となれば、どちらが優位に立つかは、どんな姿勢でゲームに入るかにかかってくる。熊本としては、後手に回って完敗を喫した第2クールと同じ轍を踏むわけにはいかない。
「ここ数試合は、スカウティングの影響もあってバランスを気にしすぎたり、警戒しすぎる部分があった。とにかく奪いに行くこと、そしてそこから3つ4つ続けて追うという意識を、もう一度深めたかった」と池谷監督が言うように、シーズン後半に入って芽生え始めた悪い意味での“慣れ”を払拭し、立ち上がりから積極的に臨むことが、4試合ぶりの勝点3を手に入れる上で、そして今シーズンの戦いを来シーズン以降につなげる上でも大きな意味を持つだろう。
 水戸はJ2通算100勝目がかかるが、そういう記念すべき勝利は、サポーターが大勢待っている、次節のホームで実現してもらいたい。

以上


2008.09.06 Reported by 井芹貴志
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