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【J2:第34節 徳島 vs 横浜FC】プレビュー:追い詰められた横浜FCをホームに迎える徳島。守備の集中とリスクマネジメントを徹底し久々の歓喜を掴めるか!?(08.09.07)

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9月7日(日)J2 第34節 徳島 vs 横浜FC(18:00KICK OFF/鳴門大塚
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未だトンネルは抜け出せないながら徳島が一歩一歩前進しているのは間違いない。その戦いには粘り強さが見られ、また選手たちからは自分たちを信じて懸命にプレーする姿勢がこれまで以上に感じられる。最近の2試合で仙台、C大阪を苦しめた戦いはそれらが形になって現れたものと言えよう。さらに、そうした戦いを続けられるようになったチームは渇望する勝利のもうすぐそばまで近付いていると言ってもいいだろう。今節にもそれを掴み取り、光の差すところへ出られる可能性は十分だ。
ただ、そのためには何としても改善しなくてはならないものがある。それは、守備におけるさらなる集中とリスクマネジメント。それらをしっかり徹底することが久々の歓喜の瞬間を得るための絶対条件となるであろう。

かなり単純な言い方をすれば、勝てないというのは失点しているということ。もちろん失点を上回るゴールを挙げられればそれもまだ許されるが、徳島はこの勝ちのない13試合で2点以上を挙げたのが前節のみ。奪っても1点というのがチームの攻撃における力であった。それを踏まえると、その決して強いとは言えない攻撃に対して2つ、3つの失点をすれば結果として長いトンネルへ迷い込むのは必然。そう言うしかないだろう。

しかし、である。そんな徳島も実は中盤を組み立てられての攻撃には比較的崩されていない。もちろん見事なまでにパスを繋がれ取られた得点もあったが、多くはセットプレー絡みや早いカウンターからのものであった。チームは守りに対する意識や組織がやや途切れがちになる場面でそのまま失点を食らい、それによって苦しい展開へ追い込まれてきたのである─。だからこそ求められる前記のポイント。確かな成長として見えてきた粘り強さは発揮されつつあるのだから、あとはそれさえ実践できれば簡単にゴールを割られることは決してないはずだ。さらに得点力不足だった攻撃もアンドレジーニョが本領を発揮し周囲と連携が図れてきたことで上向き傾向にある。それだけに西河翔吾を中心とした守備が持ちこたえられたなら、大勝とはいかずとも望む結果を掴める確率は大いに高まるに違いない。

そして、守りの改善が命運を握っているのは対する横浜FCも同じだろう。
昇格への大逆転劇を目指す第3クールであったはずが、ここまでの2戦で積み上げた勝点はわずかに1。しかも前節は自動昇格圏にいる山形との直接対決に敗れ、これでさらに状況は厳しくなってしまった。加えてそのゲームでは守備が甘さを露呈。「ある程度攻撃的に、強気で行こうという姿勢を打ち出していたので、リスクをかけた分だけ仕方がないと思う」と都並監督は試合後振り返ったが、それでもやはり4失点は見過ごせない現実だ。如何にしてこれを立て直すかが今節のカギになるのは間違いないと言えよう。そのうえで、本来実力あるこのチームが追い詰められた状況の中どう変化を見せるか注目される。

日に日に秋の気配が漂ってくる9月。残りの試合数を考えればこの月の戦いがおそらく今季の結末を決めることになってくるであろう。特に徳島にとっては、3年連続最下位を回避するために今月の5戦がまさしく正念場となる。
「13試合に渡って勝ち星がない状況だが、ホームでもアウェイでも熱心に応援してくださるサポーターの皆さんには本当に感謝している。開幕戦で負けた借りを返し、勝利という結果でスタジアムに足を運んでくださった皆さんとともに喜び合えるよう今節の精一杯頑張る」。この一戦にかける熱い想いを話してくれた美濃部監督のもと、徳島は自らの成長を継続して進めつつ反攻の狼煙も上げられるか。期待を持って見守りたい。

以上

2008.09.05 Reported by 松下英樹
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