本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs G大阪】G大阪側プレビュー:ガンバ大阪、逆襲の9月。『アウェイゴール』を奪ってホーム戦に繋げる戦いを!(08.09.02)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月3日(水)ヤマザキナビスコカップ 清水 vs G大阪(19:00KICK OFF/日本平
-ゲームサマリーはこちら-
-清水へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
★ヤマザキナビスコカップ特集はこちら-
----------
★清水側プレビューはこちら

 月が変わった9月1日。西野朗監督は改めて『9月の戦い』についての重要性を口にした。
 “改めて”と書いたのは、この9月が勝負月になるということを、西野監督は以前から繰り返し話していたため。「9月を迎える時にナビスコ準決勝に進んでいること、AFCチャンピオンズリーグ(以下ACL)の決勝トーナメントに挑むこと、リーグ戦で上位グループに入っている状態にもっていくこと。それが第一の目標設定だ」と。

 実際、その目標を実現する中でG大阪は9月1日を迎えた。ナビスコカップでは準々決勝・横浜FM戦に『アウェイゴール』を活かして競り勝ち、ACLではクラブ初の決勝トーナメ ント進出の切符を掴み取った。リーグ戦は勝ち切れていない状況が続き、チーム状態を不安視する声も聞かれているが、現在、首位の名古屋とは勝点8差で6位。やや離されているとはいえ、完全に首位争いから脱落した訳では決してない。つまり、勝ち切れていない現状はあるとはいえ、ハードスケジュールの中、またFWバレーの移籍をはじめ、MF遠藤保仁やFW播戸竜二、MF寺田紳一やMF安田理大と、主力選手に多くの離脱者を出しながら、その目標を達成して来たという意味では、決して悲観的になることはない。

 大事なのは、ここから。つまり、正念場として捉える『9月』をいかに戦うか。そういう意味で、初戦となるナビスコカップ、準決勝・清水戦はG大阪にとって、カップ戦ということだけではなく、今後を占う重要な一戦となる。
「ここまで描いた目標は70〜80%達成し、全ての大会でチャレンジできる状態に持って来たのだから、今後はそこに、どう上積みをしていくか。この準決勝でファイナルの切符を獲れれば、チームとしても大きな変化を起こせることになるだけに、全力でそれを獲りにいきたいと思う(西野監督)」

 その清水戦を戦うにあたり、第一戦のアウェイ戦で意識すべきは『アウェイゴール』だろう。今大会は、昨年の準決勝・鹿島戦も、そして今年の準々決勝・横浜FM戦も、その『アウェイゴール』を巧く活かして勝ち上がってきたG大阪だが、その2戦とは違い、今回は第一戦をアウェイで戦うことになる。つまり、先に挙げた2試合は、先にホーム戦を戦う中で、共に1-0と『失点0』を徹底して第2戦を迎えたことで、心理的に余裕を持って第2戦を戦えた経緯があるが、今回はその逆。第2戦のホーム戦をより優位な状況で、しかも、より相手にプレッシャーを与えて迎えるには『得点』が必要となる。例え引分けたとしてもスコアレスの状態だけは絶対に避けたいところだろう。

「とにかく点を獲ることが大事だし勝って2戦目に繋げることが理想だと思う。ただ、攻め急いで逆襲を食らうことになてもいけないので、まずはリズムを崩さないように守備をしっかりしながら組み立てること。その原点を忘れず、獲りにいけたらいい(DF加地亮)」
「第一戦で一番求められるのはゴールなので。先の札幌戦は3−3という試合になりましたが、3点獲れたという攻撃面は今回の清水戦に繋げて、3点を失った守備面についてはしっかり修正した中で戦いたい。アウェイでの得点は自分たちをより楽にするし、相手にも効く。獲られても獲りに行くアグレッシブなサッカーをしたい(DF山口智)」
「とにかく点を獲って勝つことに集中したい。勝ち切れない試合が続いているとはいえ、決してチャンスが作れていない訳ではない。自分たちFWがしっかりゴールに繋げたい(FW山崎雅人)」
「優位でホーム戦に繋げるためにアウェイゴールを意識して戦う。リーグ戦の嫌な流れを、カップ戦でしっかり切り替えるためにも、そのきっかけになるような試合にする(MF明神智和)」

 追い風もある。FW播戸竜二の復帰だ。先発での出場は難しいかもしれないが、清水戦への帯同は決定的。本人も「出場できたら、とにかく思い切りやるだけ。FWの仕事は点を獲ることやからね。もちろん、チームのために守備をするのは大事なことやけど、FWとしての仕事として一番大事なのは点を獲ることだし、それが役目だとも思うから。といっても出たら守備はしなアカンけど(笑)、守備はしなくても得点を、というくらいの気持ちでピッチに立ちたい。肩肘張らず、自然体で、復帰できる喜び、周囲への感謝を忘れずやりたい」と熱い。もちろん、彼がピッチに戻り、ゴールを奪えれば理想的だが、それだけではなくFW播戸の『熱さ』は今のG大阪にとって、何よりの力となるはずだ。

 泥臭く、ガムシャラに――。FW播戸がこれまで示して来たその姿が、再び今のG大阪のチーム全体に伝播すれば、必ず、逆襲の9月になる。

以上

2008.09.02 Reported by 高村美砂
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/05(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J2リーグ全ゴールまとめ【0803-0804】