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【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs G大阪】清水側プレビュー:チームのタフさと底力が問われるファーストレグ。好調な攻撃陣でゴールを奪い、無失点の勝利でアウェイにつなげ!(08.09.02)

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9月3日(水)ヤマザキナビスコカップ 清水 vs G大阪(19:00KICK OFF/日本平
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 リーグ戦では低迷しているものの、ナビスコカップでは今季の目標である「タイトル獲得」に向けて一歩一歩着実に進んできた清水。96年に選手としてナビスコ優勝を経験している長谷川監督も、伊東輝悦以外は当時の経験がない選手たちも、優勝を切望する気持ちは日に日に高まっている。
 もちろん、そのためにはまず強敵・G大阪を倒して決勝戦に進まなければならない。選手たちも、先のことを考えすぎて浮き足立つことはなく、目の前のホームでのファーストレグに集中して準備を進めている。

 清水の現状は、前節・名古屋戦で手痛い逆転負けを喫したものの、それまでは5試合無敗(2勝3分)で、内容も決して悪くはない。名古屋戦でも、首位を争う名古屋にアウェイで互角以上の戦いを見せ、2-1からGK西部のミスによって同点にされるまでは、ほぼゲームプラン通りの試合展開だった。最近の3つの引き分けも、すべて勝てるゲームではあったが、リードを守りきれなかったり、勝ち越し点を奪えなかったりという試合が続いており、そこが勢いに乗り切れない最大の原因にもなっている。
 特にここ2試合では、自分たちのミスで相手に献上してしまったゴールが多く、そこは大きな修正課題となる。個々の能力が高く、ビッグゲームでの経験も豊富なG大阪は、わずかでもスキを見せれば、そこにつけこみゴールを奪う力があるからだ。ホームゲームを先に行なうこともあって、アウェイゴールは何としても与えたくない。どの選手も「勝つことと同時に、失点しないことが大事」と語る通り、90分間集中力を保ち、無失点のままファーストレグを終えることも、チームとして大きなテーマとなっている。

 攻撃面では、ここ2試合はシュート数も増えて、柏戦3点(シュート14本)、名古屋戦2点(シュート13本)と今まで以上にゴールは奪えている。その牽引車となっているのは、北京帰りの岡崎慎司だ。五輪からチームに戻って初先発となった柏戦でいきなりセットプレーから2ゴール、名古屋戦では強引なドリブル突破でチャンスを作って1ゴールを決め、ストライカー不足に悩むチームにあって一気に稼ぎ頭(今季5得点)となった。
 点を決める仕事以外でも、岡崎は精力的な動きで前線からの守備をこなし、攻撃のビルドアップ時には後ろからの縦パスを身体を張ってキープして、チームにリズムを与えている。まだナビスコカップでの得点がないこともあって、「ぜひゴールを決めて優勝に向けて勢いをつけたい」と本人も意気込みを語る。
 また、前節で豪快な左足ミドルシュートを決め、日本人離れしたパワーをあらためて示した矢島卓郎も期待したい1人。厳しくマークにつかれても、それを振り払ってシュートを打てる強さがあるので、緊迫した大一番でも一発を期待させてくれる選手だ。

 ただし、日本代表選出でキャプテンのDF高木和道を、出場停止で副キャプテンのMF兵働昭弘を欠くのは、セットプレーを考えても痛いところ。代役として予想されるのは、高木和の位置に4年目の岩下敬輔が入り、左サイドバックにはケガ上がりの児玉新、兵働のところには3年目の山本真希という形。またGKも、西部洋平に代わって北京五輪代表の山本海人が起用される可能性がささやかれている。もちろん、彼らもポテンシャル的には十分なものを持っているが、経験値やゲームコントロールという面では不安もある中で、どれだけ的確な状況判断を見せられるかという点にも注目したい。
 そうしたメンバーの変更もあって、ホームとはいえまずは守備をしっかり整えるところから入ることが予想され、ポゼッション的にはG大阪が優位に立つ時間帯もあるだろう。だが、そこでボールを回されて後手を踏むという状況になるのではなく、「回させている」ぐらいの意識で要所を締め、冷静にカウンターのチャンスをうかがうようなしたたかさが、今度のゲームでは求められる。

 もちろん、局面局面での1対1や球際での競り合いでは、絶対に負けないという熱い闘志も欠かせない。つまり「熱さと冷静さ」をバランス良く保つことが、ファーストレグを無失点で制し、大きなアドバンテージを得るためには重要になってくる。G大阪を相手に、ふてぶてしいまでのタフなエスパルスを見せつけることが、決勝進出に向けて大きく一歩前進するために必要となる。

以上

2008.09.02 Reported by 前島芳雄
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