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【J2:第33節 C大阪 vs 徳島】レポート:C大阪は古橋の活躍もあり、ホームで約3カ月ぶりの連勝。しかし、詰めの甘さから後半途中で徳島に詰め寄られ、課題も露呈することに(08.08.31)

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8月30日(土) 2008 J2リーグ戦 第33節
C大阪 3 - 2 徳島 (18:04/長居/5,735人)
得点者:3' アレー(C大阪)、38' 古橋達弥(C大阪)、59' ジェルマーノ(C大阪)、75' 大島康明(徳島)、76' 倉貫一毅(徳島)
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 前節、敵地で下位の熊本を圧倒しながら勝ち切れなかった5位C大阪。一方、ホームでJ1昇格争い中の仙台に先手を許しながら、終盤に追い付く粘りを見せた15位の徳島。同じ引き分けでも対照的な内容となった両チームが今節では顔を合わせたわけだが、前半から後半途中まで、C大阪が「トータルで見れば70パーセントの時間帯までは完全に試合を支配していた」(C大阪レヴィー クルピ監督)展開となった。

 ホームのC大阪は、累積警告による出場停止で主力のMF香川真司を欠いたものの、ケガが癒えて4試合ぶりの先発出場となったFW古橋達弥が活躍。開始早々の3分、右CKから古橋が精度の高い右足でボールをゴール前に送ると、アレーがヘッドで押し込み、C大阪は幸先よく先制する。なおも前線からの鋭いチェック、そして個人技をベースにした巧みなボール回しで徳島を圧倒すると、38分にも古橋がFKを直接叩き込んで追加点を獲得。結局、前半は完全にC大阪がペースをつかみ、2点のリードで折り返す。

 後半もスタートからC大阪が勢いを持続。小松塁、カイオに訪れた好機は活かせなかったが、この日再三いいボールをゴール前に送っていた柳沢の右クロスからチャンスを作ると、そのこぼれ球の対応からジェルマーノがPKを獲得。これをジェルマーノ自身が、2度のやり直し判定を受けながらきちっと決めて、59分でC大阪が徳島に3点差を付けた。

この時点で、C大阪の大勝が容易に想像できたのだが、実際にはそううまくはいかなかった。その後、「中途半端に前から行って、ぽっかりスペースが空いてとなると、やっぱりやられてしまう」(古橋)、「チームとして連動するところ、プレスをかけるところで、もっと中でやっているディフェンスラインで声を掛け合ってやれたらよかった」(平島崇)というように、C大阪は攻守のリズムが作れない状況になり、徳島に反撃を許す。

 C大阪のレヴィー クルピ監督も73分にはFW小松に代えてMF青山隼を投入し、「中盤のボランチの3人(アレー、ジェルマーノ、青山)で守り、さらにその前のスピードのある3人(カイオ、古橋、乾)で速い攻めをする」ことをねらったが、この采配が裏目に。直後の75分、76分と立て続けに失点して、あっという間に1点差まで詰め寄られた。

 自陣でのファウルも増え、苦しくなってきた終盤のC大阪だったが、ホームの声援にも後押しされ、なんとか徳島を振り切って約3カ月ぶりのホーム連勝を達成。それでも「結果的には厳しい状況での勝利」と試合後のレヴィー クルピ監督は渋い表情で、「もう1点取りに行って試合を決めてしまう。そういう強いメンタルが必要」と、J1昇格争い生き残りに向けて、課題を口にしていた。

 一方、敗れたとはいえ、粘りも見せた徳島。美濃部直彦監督も「0-3になってもなんとか前を向いてやってくれていた。普通に考えれば『負けているのに何を言うてんねん』という話になるが、我々にしてみれば2点取れたことは非常に大きな自信になる」と、選手たちの後半の健闘を称え、次節(9/7vs横浜FC@鳴門大塚)での勝利に向けて気持ちを切り替えていた。

以上


2008.08.31 Reported by 前田敏勝
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