8月30日(土)J2 第33節 横浜FC vs 山形(18:00KICK OFF/ニッパ球)
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横浜FCにとって山形戦は、ここ数年は、シーズン全体の出来を占うリトマス試験紙のようなものかもしれない。昇格した2006年シーズンは4勝と全ての対戦で勝利するが、11位に終わった2005年シーズンと8位に終わった2004年シーズンは、ともに3分1敗。山形に好成績を挙げることが、シーズン全体の成績にもつながっている。今年の横浜FCは、過去2回の山形戦はともに敗戦。それも、力が噛み合わないまま結果に結びつけないシーズンを象徴する敗戦となっている。今節の山形戦は、残り13試合で爆発するような勝利を挙げて、徐々に上位に食い込んでいくためのターニングポイントにしたい試合となる。
横浜FCの前回のゲームは第31節の草津戦。この試合では、お互いに守備意識が高い試合が展開され、スコアこそ1-1だったものの、内容的にはスコアレスドローと言ってよいゲームだった。第2クール終盤に、FW池元友樹が3試合連続で5ゴールを挙げ、いよいよ調子に乗るかという状況だったが、熊本戦、草津戦と、再び引き分けに終わっている。「良い試合ができているのに、次の試合でサイドブレーキが掛かっているのか、良いところが出し切れていないし、そういうところで欲求不満になっている」というのは、草津戦前の都並敏史監督のコメントだが、力をいかに噛み合わせるかが、第3クールの好成績につながる最大のポイントだ。
現在の横浜FCの戦い方は、「前半から相手の組織を崩して点を取るという力はないと思っているので、前半に相手のディフェンスラインを消耗させて、後半の数少ないチャンスを決めていく」(都並監督)という考え方である。この考えに向けて、いかに力を結集し、徹底できるかどうかが大きなポイントとなる。そのためには、前半からボールをポゼッションし、ボールの流れをコントロールする時間を少しでも増やす必要がある。そして、90分間崩れない集中が必要になる。このカードの最初の対戦では、前半から山形にペースを握られた上に、後半に退場者を出してしまう。そして2回目の対戦でも、守備を意識しすぎて自らの流れを作れず、前半だけで2失点。後半追いつくものの、バランスを保つことを重視した結果、再び山形にリズムを渡してしまい3失点。今節の対戦は、自らペースを作り、90分間ブレーキを掛けず、力を出し続けることが求められる。
一方の山形は、J2昇格争いの足固めを着実に実行している。独走する広島の姿は見えにくいものの、勝点54で2位をキープし、3位鳥栖との勝点差は5に広げている。前節は、好調の甲府に対して、サーレス、マラニョンを含む3トップへの対応に苦慮し、立ち上がりからペースを握られ、五輪から復帰した豊田と長谷川の2トップにもクサビのボールが入らない状況に陥る。しかし、起点を作るべく2トップのどちらが引いてボールを受けにくるようになると、そこで受けたファールによるフリーキックなどからチャンスを作るようになる。そして、24分に先制。形こそオウンゴールだったが、うまくいっていない試合でも、自らの修正でゴールに結びつけて行く抜け目なさを見せつけた。ゲーム自体は、終始甲府のペースとなり、76分に甲府の木村勝太のゴールで追いつかれるが、内容の良くない試合でも勝点1を拾ったという事実は大きい。ただ、シュートは6本で終わり、「今後のことを考えると、今日の2トップでは厳しいし、もう少し役割を決めなくてはいけない」と、小林伸二監督も2トップのへの課題を述べているように、今節に同じ布陣で臨むかは微妙だ。ただ、この2トップが出場したとしても、横浜FCにとって高さのあるこの2人は脅威となる。
この試合のポイントは、立ち上がりの入り方になるだろう。甲府のように、横浜FCが山形の守備陣にプレッシャーを掛け、フォワードとのバランスを崩すことができれば、横浜FCのポゼッションが生きる展開となる。逆に、山形が自分のバランスを構築することができれば、山形の2トップ対横浜FCの守備陣という構図のゲームになる。どちらに転ぶか、立ち上がりの主導権争いに注目したい。
以上
2008.08.29 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
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