5月6日(火)J2 第12節 岐阜 vs 鳥栖(16:00KICK OFF/長良川)
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大型連休中の3試合は、両チームともその魅力と抱えている課題の両方が見え隠れしていた。
現在、リーグ2位の得点力を誇る岐阜は、最近3試合で8失点。
前節の愛媛戦は、立ち上がりの失点で冷静さを欠き前半だけで3失点を喫した。攻撃場面でのスピーディーな展開とは対照的に、攻守の切り替えに遅れて、途端にゴール前の脆さを露呈してしまう。1対1での強さを持つ守備も、何故かバイタルエリアでは他人頼み。失点で目が覚め、後半はそれぞれが責任あるプレーに徹して持ち味を発揮したが、3点差を縮め逆転するにはあまりにも時間とスタミナが不足していた。負傷者続出という心配な出来事も重なり、連勝に期待が膨らんでいたサポーターにとって、ホームゲームでの敗戦は辛く悔しすぎた。
しかし、課題が明らかになった事で、5日の練習では敗戦や疲れを引きずる様子は全くなく、スッキリと切り替えている姿が見られた。常に松永監督が指し示す「ゲームの立ち上がり」「中盤で素早く奪う」「サイドからの早い展開」で、復調を目指す。
怪我人の現時点での回復状況は厳しく、森山は左目付近を、北村は膝を、吉村は膝を負傷して、今節の出場は難しい。替わって、出場停止明けの梅田をはじめ、フレッシュな選手が起用される見込みだ。前節、ルーキーの小島弘已が起用されて奮闘したように、どの選手が投入されても、スピーディーな「岐阜のサッカー」が展開されることを期待したい。
対する鳥栖は、前節・水戸戦は「連敗だけは絶対に避けよう」と、前々節の仙台戦の反省である気持ちの強さを前面に出した。
結果、実に44日・8試合ぶりに、チームの狙いである無失点勝利を収めた水戸戦は、高橋の35mスーパーシュート、高地の技あるFK、石田の俊足を生かしたJ初ゴールなど、久々の「鳥栖劇場」。岸野監督の采配もズバリと当たった。今季初めてのチャンスを与えられた鐵戸と石田は、地道な努力を積み重ねてレギュラーと同じ、いやそれ以上のクオリティを見せた。
今節は磐石に思えるが、課題はある。水戸・中村の退場で数的優位に立ったものの、前半は好機を活かせなかった。後半の流れからも分かる通り、鳥栖の狙いの一つである「先制点」をいかに早く決めることが出来るかがポイントになるだろう。相手の出方を見極めて慎重に…と構えていると、出足の早い岐阜に主導権を明け渡すことになる。片桐らを簡単にゴール前へ招き入れてしまわぬよう、DFの背後やサイドのスペースのケア、受け渡しにに注意したい。鳥栖としては、今こそ連勝したいところ。
初顔合わせの両チームに共通する、今節のキーワードは『切り替え』と『先手必勝』。大型連休最終日の素敵な思い出を作ってくれるのは、どちらのチームだろうか。
以上
J’s GOALニュース
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