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【J2:第3節 山形 vs 岐阜】小林伸二監督(山形)記者会見コメント(08.03.20)

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3月20日(木) 2008 J2リーグ戦 第3節
山形 3 - 5 岐阜 (13:04/NDスタ/5,430人)
得点者:11' 高木和正(岐阜)、15' 豊田陽平(山形)、18' 渡辺匠(山形)、26' 片山真人(岐阜)、44' 片山真人(岐阜)、46' 高木和正(岐阜)、83' 菅和範(岐阜)、89' レオナルド(山形)

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●小林伸二監督(山形):

「相手の攻撃の24番(片山)、センターフォワードに入ってくるというところの注意と、高木がサイドから少し中に入るので、いかに外でプレーさせるかという戦術的な話を少ししてたんですけど、そういうところになる前の段階で、シンプルに放り込まれたり、それがいいところにこぼれたりして点を取られてしまった。ただ、アプローチが甘いというのもそうなんですけど、1人しかプレーヤーが動いてないというところが少し残念で、それが中4日というところで、疲れたとは思いたくなくて、受けてかかったというところがチームとしては出たんじゃないかなと、とても残念です。

1点取られて、2点取ったあと、安易に突破されてまたやられる、ロスタイムにやられる、(後半に入って)立ち上がりにやられる。この何試合か、立ち上がり、終了間近、リスタートというところで入りが悪いので、それをテーマに、ひとつの言葉として『立ち上がり、終了間近の10分間の集中』ということで、前回はリスタートもクリアできたし、終了間近の集中もよかったんだけども、立ち上がりが悪いということで、今日はもっと集中して入ろうという話をしたんですけれども、向こうがおそらく、積極的に点を取りにいこう、シュートにいこう、前向きになろうというところで、いいように回っていったんだと思うんですね。それをうちが受けたんじゃないか。もう少し前から行ければよかったんじゃないか。5点失点しましたけど、3点は取れてるので、そこは全面的に出して、なぜ5失点したかというところをもう1回修正しなくちゃいけない。受けて立ったメンタル的なところ、サイドから破られて、来るぞ来るぞとわかっているのにマークしてないというのは今までなかったことで、ちょっと浮き足だってボールに行ってしまったのかなと。最後の5失点目なんかそうなんですけど。まず、破られてクロスで、宮崎がブロックできればいいんですけど、ブロックができないときに中で必ずやってくるときに、あの角度からとなると、もう出るところはある程度わかっているわけで、そこにマークがフリーになってしまっているというのは、中の選手の準備が、これまでできていたのがちょっとしたことで……ボールに寄ってしまってというところが出てきたんじゃないかなと。もう少し、冷静にできるためにも、いい入りだったり、積極的に自分たちのプレーをするということが大事じゃないかなということを今日は学んだので、次はこういうことがないように、つなげていきたいと思っています」

Q:後半は40分くらいの豊田選手のミドルシュートしかシュートがなくて、相手がある程度セットした状態になるとフォワードにボールが収まらない、中盤でボールが拾えないという状況になりましたが、これはどのあたりに原因がありますか?
「当然、3−2なのでしっかり守ってくるだろうということで、リチェーリがスピードを持ったところでどのへんまで行かせることができるかということと、DFと中盤の間で受けるプレーヤーとして、財前をどういうところで絡ませるかというところですね。それともうひとつは、ボールを回すことと、くさびを入れることが、昨日のトレーニングでは随分良くて、足元なのか、ちょっとしたスペースに動いてスペースなのかというところがギクシャクしちゃうんですよね。そういうところができるとゴール前まで行ったりということができたと思いますね。そういうところがていねいな部分と、動きとパスのタイミングが合ってないというのが出た。そういうことでシュートを打てなかったということはあると思います。今日は豊田が点も取れたし、随分、受けてターンもできるようになっているので、そういうところをうまく使うのとスペースをもう少し明確に。受け手がもう少し早いアクションで動くというのと、もう少し見極めてパスを出すということが必要になってくると思います。くさびが入るということでそこに集中した部分で、相手のボランチが下がったときに、くさびじゃなくてこちらのボランチを使うといったところの使い分けが出てくると、もっと回るようになりると思います。そういうなかでシュートが打てる。最終的にはシュートを打ちたいんだけど、そこまでもっていけなかったというのは、中央だったり、サイドに入れてサイドをシンプルに走る選手も今日は少なかったということで、自分たちのやることができなかった。それが最終的には、シュートを打てなかったというところにつながると思います」

Q:後半頭からレオナルド選手を入れましたが、あれは3失点したのが石井選手に要因があるのか、どういう理由での選手交代ですか?
「まず、レオナルドは復帰したんですけど、紅白マッチで足を痛めたということで、今日朝イチでチェックしたなかで判断しました。2日前は難しいのではないかと思いましたが、サブに入っていると何かがあったときにいいということです。それと思ったよりも、24番に入るところで後手を踏んでしまった。石井が後手を踏んでしまった。2人がカバーリングがうまく行かなかったり、アプローチするんだけど、後ろで持たれると後ろが気になって、もう1回アプローチすると厳しくやられて下がってしまって振り向かれたり、ちょっと後手を踏んでたので、それだったらそこをきちっと抑えるならレオナルドでいこうと。それと、少しでも使えると次のゲームでも可能性があるということでサブに入れていました。頭から使っていたらどうだったんだろうというのも併せてそういうことが言えると思いますけど。もう少しやってくれると思ってましたけど、ちょっと残念です」

Q:今日の試合の、一番の誤算はどこでしょうか?
「守備で安易に点を取られたということですよね。割られたわけじゃないんですけど、放り込んで中でがちゃがちゃとしたところで取られてしまったというところですね。それと、左サイドから高木が入ったのを、サイドバックが見るのか、センターバックが見るのかというのがはっきりしてなかったというところですね。あとはさっき言ったように、終了前と立ち上がりに入れられたところです。特に、終了前のリスタートについては、ロングボールが入ったときに、自分のポジションを通過したら必ずポジションを修正すると言い続けてきたことが、こういうところでポロッと出てるので、ちょっと残念だなあと思っています」

Q:5失点のなかで、外から入れられたときに、フリーになった選手にそのまま入れられたシーンがありましたが、今後の試合のなかでどのように修正していこうと考えていますか?
「サイドの高木が入ってきたときにどういうふうに把握しているのか。入ったという把握は要ると思うんですよね。それは、サイドバック、もしくはボランチがもう少し中に下りるということになると思います。それと、10番(片桐)をトップラインから少し下がったところでプレーする。そこに食いつくと裏を取られるので、それはそれでいいんですけれども、ボールが出たときにそこにアプローチをするのか、ボランチに情報を入れながら、入ったときにボランチを落とすのかというのは、センターバックが情報をボランチに伝えるということが必要だと思います。それは、出入りがある鳥栖ではよくできたんですけれども、セレッソ戦では難しかったので、そういうところは言ってきているんですけれども、そこを突かれたなという感じがしています」

以上
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