3月8日(土) 2008 J1リーグ戦 第1節
G大阪 0 - 0 千葉 (13:02/万博/18,093人)
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今季のJリーグ開幕を待ち望んでいたのだろう。試合前からスタジアム周辺、スタンドはどことなく賑やかでソワソワしているかのような雰囲気。集まった18,093人の観衆の目が熱くピッチに注がれる中で13時、今年最初のJリーグの試合が幕を開けた。
G大阪の布陣は予想通りの顔ぶれ。DF加地の負傷による離脱により、右サイドバックは DF佐々木が預かる。彼自身、移籍してから取り組んでいる初めてのポジションではあるものの、パンパシフィック2008で結果を残した自信が力になっているのだろう。立ち上がりから落ち着いたパフォーマンスを示し、機を見た効果的な攻め上がりで持ち前の攻撃力を発揮する。
一方の千葉は「相手のFWルーカス、バレーの2人がいい選手だし、ゲームを決める遠藤、二川を含めた4人がいたので、彼らを徹底してマークするため(クゼ監督)」に3バックでスタート。元G大阪のDF青木が22分で負傷交代になるアクシデントはあったものの「まずは守備」という意識が感じられる中でゲームを進める。
先にイニシアチブをとったのはG大阪。というより、前後半を通して守備の千葉、攻撃のG大阪という形がはっきりと見てとれる。しかも、その姿は、G大阪が何度も決定的チャンスを作り出しながら決めきれずに前半を0-0で折り返したことで後半、より明確になっていく。
その中で、G大阪が前半の決定力不足を解消し、いかにしてフィニッシュまで持ち込めるか。前半G大阪の攻撃に揺さぶられ、かなりの体力の消耗が感じられた千葉が90分間集中を保てるかがポイントになったが、結果的に千葉の集中力は切れなかった。G大阪はFW山崎、MF寺田、FW播戸という攻撃的能力の高い選手を次々に投入しながら攻撃の糸口を見つけようとするものの、千葉の堅い守備をこじ開けることが出来ない。というより、前線のコンビネーションもかみ合っていないわけではないだろうが、シュートまで持ち込む回数が少ないことで、相手を脅かすような攻撃の形を作りきれないという印象だ。
最終ラインでチームをコントロールしていたDF山口の言葉が如実に語る。
「千葉が引いて、カウンター狙いでくることは想定内。実際攻め込まれる時間もなかったけど、その中でシュートに対する意識が少なかった。 ボールも動いているし、パスも舞わせているけれど、ミドルからシュートを打ってみるとか、もう少しスピードやサイドの質に変化をもたせるとか、攻撃におけるいろんな『変化』が足りなかった。ただスタートですから。今季はこういう相手に引かれた試合が続くだろうし、それをいかに打ち破っていくかを工夫しながらやっていきたい」
結果、90分を終わってみれば一方的な試合のようにも見えて、互いがストロングポイントを出しあう中でのスコアレスドロー。『開幕戦』という独特の雰囲気が漂う舞台で、互いに、あるいは自チームに対してもどこか手探りに、セーフティに試合を進めたという印象を受ける中で、勝点を1ずつ分け合う結果となった。
以上
2008.03.08 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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