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【J2:第1節 徳島 vs 横浜FC】プレビュー:ホーム徳島も、乗り込む横浜FCも、ともに新しく生まれ変わった同士。相手を上回るチームのまとまりを示し開幕戦白星をもぎ取るのは果たして!?(08.03.09)

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3月9日(日)J2 第1節 徳島 vs 横浜FC(14:00KICK OFF/鳴門大塚
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今週火曜の練習後、徳島の新キャプテン柴村は「蓄えてきた力を発揮する時がいよいよ来たという感じです」とその胸の内を語ってくれた。この日を待ちわびる気持ちは相当なものだったようだ。さらに「積み上げてきたことと仲間を信じ、強いメンタリティを持って闘い抜きます」と付け加えたその表情からは今季への強い決意がひしひしと伝わってきた。
2008シーズン、J2リーグ開幕─。長く激しい戦いの火蓋がまた今年も切って落とされる。

一昨季、昨季と続けて屈辱の最下位に沈んだ徳島だが、巻き返しを誓う今季は美濃部新監督を招聘。また13名もの新戦力も獲得し、チームは昨季までとはガラリと変わった印象のものとなった。新生・徳島となっての再出発と言えよう。また、変わったのは顔ぶれだけではない。戦い方にもこれまでと違った一面を見せている。特に攻撃面ではサイドを起点に変化のある組み立てを展開。規律の中に個々のアイデアもちりばめた攻めを繰り広げるようになったのだ。事実、重ねたトレーニングマッチなどではその良さが度々発揮され、格上の相手にも十分得点機を創り出していた。

しかし逆に、新生であるが故の不安を抱えることも否めない。その不安とは、守備の連携にまだスムーズさを欠くという点である。それは去る2/24に行われたJ1神戸とのPSMでも垣間見られたが、誰がボールにアタックするのか、どこへ追い込み潰すのかの意志統一が選手間でまだ不十分なように思われた。直後には美濃部監督も「(PKで2失点した場面について)PKを取られるまでの過程で細かな問題がありました」と暗に開幕までの課題として挙げていたが、新加入選手が多くスタメンに名を列ねることが予想されるだけに、それをこの本番でいかに修正し切れるか注目である。

対して、横浜FC。カテゴリーこそ違えど、昨季が苦汁のシーズンであったのはこちらも同じと言えるだろう。夢にまで見たJ1の舞台をわずか1年で去る結果になったのはあまりに残念としか言いようがない。しかし、それを今季にまで引きずってはいられない。都並新監督を迎え、J2最大と言える選手の入れ替えも行ったチームは、徳島同様に刷新した姿で再スタートを切った。

とは言え、戦力面でそれだけの変化がありながら、再建はここまで順調に進められたようだ。特に最も心配された組織としてのまとまりは全くと言っていいほど問題なく、新旧選手の融合はスムーズに図られているとのこと。さらに横浜FCには、キングカズ(三浦知)、三浦淳といった最高のベテランが健在。毎試合ピッチに立つかどうかは別にして、彼らを中心に選手たちが戦いごと連帯感を強め、それによって序盤で勝利を重ねれば、J2優勝を果たした一昨年のような勢いを今季再びまとう可能性も大いにあると言えよう。刷新された横浜FCがどのようなチームになっているか、いきなりぶつかる徳島ならずとも気になるところだ。

こうして見ればこの開幕カードは新しく生まれ変わった同士の激突と言える。そして、だからこそ浮かび上がる勝負のキーワードは『まとまり』。もちろん両者その確認は準備段階で十分すぎるほどしてきたはずだが、しかしやはり本番は別もの。勝ち点のかかる緊迫した状況、しかも開幕戦というプレッシャーの中でいかにそれを作り保てるかがどちらにも問われるだろう。そして、それで相手を上回った方こそがきっとシーズンのスタートを白星で飾るに違いない。

最後にだが、ホーム徳島はこの一戦に向けて「想いをひとつに!開幕戦1万人キャンペーン」と銘打ったサポーター動員活動を展開。地元各地で選手自らもチラシを配り、当日の来場をお願いした。「我々にはまだ絶対的な力がありません。ですので、皆さんにはぜひスタジアムでの力強い後押しをお願いしたいと思います」という美濃部監督の言葉通り、徳島は詰め掛けるサポーターとも一体になって勝利を目指す。

以上

2008.03.08 Reported by 松下英樹
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