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【J2:第48節 徳島 vs C大阪】レポート:やろうとしたサッカーを示した徳島だが、結果にこだわったC大阪に惜敗。6試合ゴールなく、今季2度目の6連敗に。(07.10.29)

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10月28日(日) 2007 J2リーグ戦 第48節
徳島 0 - 2 C大阪 (16:04/鳴門大塚/4,807人)
得点者:71' ジェルマーノ(C大阪)、89' ゼカルロス(C大阪)

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 今季ホームゲーム3番目となる4,807人の観衆を鳴門大塚に集めた徳島だったが、格上のC大阪を相手に健闘するも、相変わらずゴールが遠く、0-2と敗れた。Jリーグでのホームゲーム来場者通算25万人を記録した記念の試合を勝利で飾れなかった徳島は、6試合連続でゴールがなく、今季2度目の6連敗を喫することとなった。逆に苦しみながらも、アウェイに来た大勢のサポーターの後押しもあって2連続完封勝利を収めたC大阪は、勝点を75に伸ばして、J1昇格争いに踏みとどまった。

 徳島は前節の札幌戦からメンバーならびにポジションを変更。累積警告による2試合の出場停止からDF青葉が復帰し、アンドレとともにセンターバックに入ったほか、丹羽がボランチに上がり、前線は右に石田、中央に片岡、左に長谷川という並びでC大阪戦に臨んだ。一方のC大阪も、大量得点をねらうべく、ボランチをジェルマーノ、アレー、藤本の3枚、前線を香川、古橋、柿谷の3枚とする4-3-3にシステム変更。U-22日本代表FW森島康はケガのためベンチ入りもしなかった。

 前半は、一進一退の攻防も、「勝たなければいけない」という精神的なプレッシャーやミスなどで自らバランスを崩していたC大阪に対して、徳島がペースをつかんでいた。「(ゼ カルロスが)だいぶ前にどんどん上がるので、その裏を怖がらずに、引っ張られすぎないようにねらおうと思っていた」という石田が、前線で攻めの起点となって、右サイドバックの塩川らとともにチャンスを作り出したが、ゴールに結びつかず。「前半になんとか得点して、後半に持ち込めれば」と考えていた今井監督の思惑とは裏腹に、先制点を奪えなかったことで、流れを次第にC大阪に明け渡す。

 そして後半になると、酒本を投入してシステムをいつもの4-4-2に戻してきたC大阪に怒涛の攻撃を浴び、徳島は防戦一方に。特に60分あたりからは何度もCKをC大阪に与えて、ほとんど自陣ペナルティーエリアからも出られなかった徳島は耐え続ける時間が続く。しかし、そのブロックも、とうとう71分に決壊。「いつもやられている」セットプレーで、ゼ カルロスのFKからジェルマーノにヘッドでゴールを許した。

 この1点で、一時は徳島のイレブンもガクッと落ち込んでしまったが、それでもこれ以上ホームで醜態はさらせないと、大島を投入するなど反撃に出る。79分には熊林に絶好のチャンスがめぐってきたが、シュートはGK正面に。また、石田やダ シウバらが終盤に来ても貪欲に走り回って打開を図ったが、徳島には攻め手がなく、C大阪の老獪さの前に、ゴールまでは至らず。ロスタイム、徳島が中でつないでいこうとしたところをカットされてカウンターをくらい、最後はC大阪のゼ カルロスにダメ押し弾を叩き込まれてしまった。

 前節の札幌戦、前々節の京都戦同様に、どんなサッカーがやりたいのかは見せられるのだが、肝心の結果をまたしても出せなかった徳島。「やろうとしていることができたなかで結果を出さないと、状態は変わってこない」(石田)だけに、とにかくゴールを決めることがこれからの目標となる。理想的なサッカーこそできなかったものの最低限の勝点3を獲得したC大阪と比べて、何をすべきか、何が足りないのか、その差をこの試合でも徳島はスコア以上に痛感させられたはずだ。「負け続けていることで、自分たちで下向きになって悲しんでいても仕方ない。残りのJ2リーグ戦3試合、前を向いてやっていくしかない」(アンドレ)徳島は、あとはC大阪のように一丸となって戦う姿勢が求められる。

以上

2007.10.29 Reported by 前田敏勝
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